研究課題/領域番号 |
19320005
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研究機関 | 東京経済大学 |
研究代表者 |
麻生 博之 東京経済大学, 経済学部, 准教授 (50317905)
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研究分担者 |
浅見 克彦 和光大学, 表現学部, 教授 (10175854)
荒谷 大輔 江戸川大学, 社会学部, 准教授 (40406749)
冠木 敦子 桜美林大学, 法学・政治学系, 講師 (00369414)
城戸 淳 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (90323948)
馬渕 浩二 中央学院大学, 商学部, 准教授 (70360089)
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キーワード | エコノミー / 倫理学 / 哲学 / 社会思想史 / 経済学 / 経済学史 / 経済と倫理 |
研究概要 |
研究2年目である本年度も、まず一方で、研究代表者・各研究分担者それぞれが「エコノミー」概念にかかわる倫理思想史的な諸問題をめぐり、各自の専門領域にそくした基礎的研究を行なった。 また、各自の基礎的研究と平行して、当面の研究成果を共有し、当該研究課題をめぐる議論を深化させるための場として、数回の研究会を実施した。第1回研究会(2008年6月)では連携研究者の熊野純彦(東京大学:報告名「カール・レーヴィット再考」)、第2回研究会(2008年10月)では研究分担者の馬渕浩二(中央学院大学:報告名「労働と生存のエコノミー」)らによる報告が行なわれた(ともに会議費を使用)。 さらに、研究代表者の麻生が中心となり、何人かの研究分担者および研究協力者とともに、2008年5月から分科会を実施し、西洋思想史の幅広い文脈における「エコノミー」概念の概念史的研究を行なった(7回:いずれも会議費を使用)。具体的には、古代ギリシアの諸思想、キリスト教思想、修辞学をはじめとする文学・芸術思想、近代の諸自然科学(解剖学・生理学・「自然史」研究・化学・植物学等)、形而上学、倫理思想・政治思想、18世紀以降の「ポリティカル・エコノミー」等々における「エコノミー」概念の多岐にわたる用例について報告・検討を行なった。同分科会は来年度(2010年度)も継続し、その研究成果は、来年度末にまとめる報告書において、参加者の各論考に反映させるとともに、「「エコノミー」概念・原典資料集」(仮)として取りまとめる予定である。 なお、当該研究課題を円滑に遂行するために、資料収集・整理等、また研究会運営に関わる諸事務等の仕事を、謝金を用いて研究協力者に依頼した。
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