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2009 年度 実績報告書

クメール、チャム碑文資料に基づくシヴァ教の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19320014
研究機関東京外国語大学

研究代表者

高島 淳  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (40202147)

研究分担者 峰岸 真琴  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (20190712)
澤田 英夫  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (60282779)
キーワード宗教学 / ヒンドゥー教 / アンコール / チャンパー. / 刻文 / サンスクリット語 / 国際研究者交流 / カンボジア:タイ
研究概要

1.クメール文字で書かれたサンスクリット語の碑文の電子化入力について、Majumdarのテキストの入力を完成した。これによって、昨年度までに入力した部分とあわせて、近年に発見されたものは別として、大部分のクメール文字サンスクリット碑文データが検索可能となった。
2.クメール文字碑文の画像データベースの構築および碑文の出土状況などの調査のために、タイ領内にあるクメール遺跡(ピマーイ、パノム・ルン、ムアン・タム、ター・ムアンなど)の調査と碑文の撮影を行なった。
3.上記の調査および昨年度までに撮影した碑文の写真に基づいて、クメール文字碑文の画像データベースの構築を進めた。
4.昨年度までに撮影したチャム文字碑文について、その画像データベースの構築をさらに進展させた。
5.クメール文字サンスクリット語碑文データの解析に基づいて、アンコール期の碑文におけるシヴァ教の導入について検討し、もっとも重要なSdok Kak Thom碑文について対応するシヴァ教文献との関連を明確にすることによって、いわゆるdevara^^-ja信仰の存在についての従来の学説が誤りであったことを確証した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] ロンウォー語の格標示形式の体系2010

    • 著者名/発表者名
      澤田英夫
    • 雑誌名

      チベット=ビルマ系言語の文法現象1:格とその周辺 1

      ページ: 175-222

  • [雑誌論文] 『コーパスに基づく言語学』プロジェクトにおける電子辞典開発-タイ語を例に-2009

    • 著者名/発表者名
      (峰岸真琴)・赤木攻
    • 雑誌名

      コーパスに基づく言語学教育研究報告3-フィールド調査、言語コーパス、言語情報学 3

      ページ: 183-194

  • [雑誌論文] サンスクリット文字の不在2009

    • 著者名/発表者名
      高島淳
    • 雑誌名

      『図説世界の文字とことば』(町田和彦(編))河出書房新社

      ページ: 114-114

  • [学会発表] いわゆるdevaraja信仰は実在したか?2010

    • 著者名/発表者名
      高島淳
    • 学会等名
      「インドにおける宗教的空間の象徴性に関する学際的研究」研究会
    • 発表場所
      金沢大学サテライトプラザ
    • 年月日
      2010-02-06
  • [備考]

    • URL

      http://www.aa.tufs.ac.jp/~tjun/khmercham/

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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