研究課題/領域番号 |
19320014
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
高島 淳 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (40202147)
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研究分担者 |
峰岸 真琴 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (20190712)
澤田 英夫 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (60282779)
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キーワード | 宗教学 / ヒンドゥー教 / アンコール / チャンパー. / 刻文 / サンスクリット語 / 国際研究者交流 / カンボジア:タイ |
研究概要 |
1.クメール文字で書かれたサンスクリット語の碑文の電子化入力について、Majumdarのテキストの入力を完成した。これによって、昨年度までに入力した部分とあわせて、近年に発見されたものは別として、大部分のクメール文字サンスクリット碑文データが検索可能となった。 2.クメール文字碑文の画像データベースの構築および碑文の出土状況などの調査のために、タイ領内にあるクメール遺跡(ピマーイ、パノム・ルン、ムアン・タム、ター・ムアンなど)の調査と碑文の撮影を行なった。 3.上記の調査および昨年度までに撮影した碑文の写真に基づいて、クメール文字碑文の画像データベースの構築を進めた。 4.昨年度までに撮影したチャム文字碑文について、その画像データベースの構築をさらに進展させた。 5.クメール文字サンスクリット語碑文データの解析に基づいて、アンコール期の碑文におけるシヴァ教の導入について検討し、もっとも重要なSdok Kak Thom碑文について対応するシヴァ教文献との関連を明確にすることによって、いわゆるdevara^^-ja信仰の存在についての従来の学説が誤りであったことを確証した。
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