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2009 年度 自己評価報告書

「肖像」をめぐる脱領域的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19320025
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 美学・美術史
研究機関京都大学

研究代表者

岡田 温司  京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (50177044)

研究期間 (年度) 2007 – 2011
キーワードイコン / イメージ人類学 / 神話学 / 肖像 / 呪術 / 類似
研究概要

「肖像」はある意味で視覚芸術の原点である。歴史的にも地理的にも「肖像」はほぼ普遍的に存在し、これからも存在し続けるだろう。このように、ある特定の人物(あるいは不可視の神)の容姿や姿態などを写し取るという人間の行為は、芸術的表現の根源に深くかかわるものである。それゆえ、これがタブー視されることがあるのにも深い理由がある。しかも「肖像」は、視覚芸術だけでなく、古今東西の神話や文学においても非常に重要なテーマであり、「肖像」をモチーフとする数々の傑作が生み出されてきた。それゆえ、「肖像」の問題は、美術史や美学・芸術学という観点から考察するだけでは、必ずしも十分であるとは言えない。神話学、宗教学および神学、人類学、心理学、精神分析、文学など、さまざまな領域からこの問題にアプローチする必要があるだろう。本研究は、大きく以下の4つの分野にわたって、「肖像」の本質に迫ろうとするものである。1.「肖像」の美学・哲学、2.「肖像」の人類学・心理学、3.「肖像」の美術史、4.神話と文学における「肖像」。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 2008

すべて 学会発表 (1件) 図書 (4件)

  • [学会発表] 半透明なるもの2008

    • 著者名/発表者名
      岡田温司
    • 学会等名
      表象文化論学会
    • 発表場所
      東京大学 (駒場)
    • 年月日
      2008-11-14
  • [図書] キリストの身体2009

    • 著者名/発表者名
      岡田温司
    • 総ページ数
      278
    • 出版者
      中央公論新社
  • [図書] 肖像のエニグマ2008

    • 著者名/発表者名
      岡田温司
    • 総ページ数
      310
    • 出版者
      岩波書店
  • [図書] フロイトのイタリア2008

    • 著者名/発表者名
      岡田温司
    • 総ページ数
      316
    • 出版者
      平凡社
  • [図書] イタリア現代思想への招待2008

    • 著者名/発表者名
      岡田温司
    • 総ページ数
      229
    • 出版者
      講談社

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公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

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