• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 自己評価報告書

模倣の意味と機能-写す・抜き出す・変容させる

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19320026
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 美学・美術史
研究機関京都大学

研究代表者

根立 研介  京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (10303794)

研究期間 (年度) 2007 – 2010
キーワード模倣 / 模写 / 型 / 古典学習
研究概要

美術における模倣は、ある意味きわめて一般的な事象である。しかしながら、模倣は、対象となる美術品を単に写すと言うことだけではなく、対象からある表現上のエッセンスを抜き出し、それを創造の源泉として活用すること、さらには模倣の対象となるものとそれに基づき造り出されたものの間には表現上の類似性がほとんど認められないのに、ある種のキーワードとなる表現、さらには両者を規定する概念の存在を見いだせれば、模倣という行為が行われたと認識される場合さえある。こうした美術にかかわる現象は、洋の東西を問わず発生しており、模倣には従来の概念では語り尽くせない様々な形態があることが分かりる。このような、いわば模倣の概念の拡大といった現象が何故発生してきたかを解明するためには、改めて模倣の意味や機能そのものを問い直す必要性があり、本研究はその解明を目指す。

  • 研究成果

    (22件)

すべて 2010 2009 2008 2007

すべて 雑誌論文 (13件) (うち査読あり 12件) 学会発表 (3件) 図書 (6件)

  • [雑誌論文] 日本の肖像彫刻と遺骨崇拝2009

    • 著者名/発表者名
      根立研介
    • 雑誌名

      死生学研究 11

      ページ: 57(380)-82(364)

  • [雑誌論文] 銅板油彩画の誕生をめぐって2009

    • 著者名/発表者名
      平川佳世
    • 雑誌名

      京都美学美術史学 8

      ページ: 1-31

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 善光寺信仰とその造像をめぐって2009

    • 著者名/発表者名
      武笠朗
    • 雑誌名

      佛教藝術 307

      ページ: 35-49

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 醍醐寺薬師三尊像と平安前期の造寺組織 下2009

    • 著者名/発表者名
      皿井舞
    • 雑誌名

      398

      ページ: 263-292

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 院政期 興福寺にかかわる大仏師をめぐる補論2008

    • 著者名/発表者名
      根立研介
    • 雑誌名

      佛教藝術 295

      ページ: 57-72

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 定朝をめぐる二、三の問題-僧綱位授与の問題を中心にして-2008

    • 著者名/発表者名
      根立研介
    • 雑誌名

      鳳翔学叢 4

      ページ: 13-31

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 醍醐寺薬師三尊像と平安前期の造寺組織 中2008

    • 著者名/発表者名
      皿井舞
    • 雑誌名

      美術研究 393

      ページ: 15-29

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 彫刻史における和様の展開と継承をめぐって2007

    • 著者名/発表者名
      根立研介
    • 雑誌名

      哲學研究 583

      ページ: 1-24

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 彫刻の和様の継承と七条仏師2007

    • 著者名/発表者名
      根立研介
    • 雑誌名

      美術フォーラム21 15

      ページ: 132-135

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 自立への苦闘―若きヴァン・ダイクとルーベンス2007

    • 著者名/発表者名
      中村俊春
    • 雑誌名

      西洋美術研究 13

      ページ: 158-184

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 醍醐寺薬師三尊像と平安前期の造寺組織 上2007

    • 著者名/発表者名
      皿井舞
    • 雑誌名

      美術研究 392

      ページ: 1-21

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 美人画に見る京美人2007

    • 著者名/発表者名
      田島達也
    • 雑誌名

      美術フォーラム21 15

      ページ: 100-103

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 人名で読むカーレル・ファン・マンデル『画家の書』2007

    • 著者名/発表者名
      深谷訓子
    • 雑誌名

      西洋美術研究 13

      ページ: 138-157

    • 査読あり
  • [学会発表] 「無邪気な子供たち」を見る絵―唐子遊図をめぐって―2009

    • 著者名/発表者名
      田島達也
    • 学会等名
      第62回美術史学会全国大会シンポジウム
    • 発表場所
      京都大学
    • 年月日
      2009-05-23
  • [学会発表] 銅板油彩画の誕生をめぐって2008

    • 著者名/発表者名
      平川佳世
    • 学会等名
      第7回京都美学美術史学研究大会
    • 発表場所
      京都大学
    • 年月日
      2008-12-13
  • [学会発表] 仏師論から見た日本彫刻史の時代区分2007

    • 著者名/発表者名
      根立研介
    • 学会等名
      第52回国際東方学者会議
    • 発表場所
      日本教育会館
    • 年月日
      2007-05-18
  • [図書] 日本彫刻史基礎資料集成 鎌倉時代 造像銘記篇 82010

    • 著者名/発表者名
      水野敬三郎, 根立研介, ほか5人との共編著
    • 総ページ数
      本篇解説冊全190・図版冊全182、補遺篇全168
  • [図書] ミネルヴァ日本評伝選 運慶―天下復タ彫刻ナシ―2009

    • 著者名/発表者名
      根立研介
    • 総ページ数
      228
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
  • [図書] 日本彫刻史基礎資料集成 鎌倉時代 造像銘記篇 72009

    • 著者名/発表者名
      水野敬三郎, 根立研介, ほか5人との共編著
    • 総ページ数
      解説冊全182、図版冊全228
    • 出版者
      中央公論美術出版
  • [図書] 前近代における「つかのまの展示」研究(平成17年度~平成20年度科学研究費補助金 基盤研究 (B) 研究成果報告書)2009

    • 著者名/発表者名
      中村俊春, 編著
  • [図書] 室町時代の彫刻 中世彫刻から近世彫刻へ 日本の美術 4942008

    • 著者名/発表者名
      根立研介, (編著)
    • 総ページ数
      98
  • [図書] 『日本彫刻史基礎資料集成 鎌倉時代 造像銘記篇』62008

    • 著者名/発表者名
      水野敬三郎, 根立研介, ほか5人との共編著
    • 総ページ数
      解説冊全236、図版冊全208
    • 出版者
      中央公論美術出版

URL: 

公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi