研究概要 |
平成19年9月にボローニャ大学高等研究所で第1回研究会を、10月に大阪大学文学研究科で第2回研究会を、それぞれ実施した。藤田は中国・日本の「意匠論」、内田は西洋古典の「Mimesis論」、池上はイタリア・ルネサンスの「Disegno論」、高安はドイツの「Gestaltung論」の基礎的研究をそれぞれ行った。第1回研究会の際には、各研究者が、ヨーロッパで関連調査を行った。 共同研究者のひとり、Raffaele Milani(ボローニャ大学)がボローニャ大学高等研究所における研究会をオーガナイズし、Giovanna Franci他数名のイタリア人研究者およびカナダ人研究者が討論に参加した。大阪大学文学研究科における第2回研究会にはMilani氏およびロンドン大学(SOAS)のAngus Lockyer氏も参加し、活発な意見交換が行われた。 本研究の第1回報告として、'East Asian ideas of design: Isho from Dufu to Miura Baien (Fujita), 'Beyond Mimesis' (Uchida), "Disegno as a Principle of Aesthetics" (Milani), "Contribution of Perspective and Disegno to Homogeneity of Space" (Ikegami), "Seve Aspects for Understanding the Modernistic Meaning of Gestaltung" (Takayasu)を『「比較デザイン論研究」I平成19年度研究年報WORDS FOR DESIGN: Comparative Etymology of Design and its Equivalents』として印刷し、関係者に配布される。
|