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2008 年度 実績報告書

中世宗教テクスト体系の復原的研究-真福寺聖教典籍の再構築

研究課題

研究課題/領域番号 19320035
研究機関名古屋大学

研究代表者

阿部 泰郎  名古屋大学, 文学研究科, 教授 (60193009)

研究分担者 稲葉 伸道  名古屋大学, 文学研究科, 教授 (70135276)
キーワード中世宗教テクスト / 寺院 / 真福寺 / 仁和寺 / デジタル画像書誌データベース / 断簡整理 / 栄西 / 修験道
研究概要

真福寺聖教を主な対象とした復原的研究は、初年度に基本的なシステムおよびデータベースを構築した断簡整理およびそのデータ化を、当初の目的である第110合について実施し、そのうち200号までのデジタル撮影を含むデータ化を完了した。その準備のための仮整理は、600号に及んでおり、すでに110合の半ばを終えている。一方、この整理過程で断簡中から見いだされた新出の栄西著作『改編教主決』および初期禅宗聖教については、末木文美士教授を中心とするワーキンググループによる復原研究を進め、平成20年7月にグローバルCOEプログラム第4回国際研究集会「日本における宗教テクストの諸位相と統辞法」のプレカンファレンスとして、ワークショップを開催し、資料紹介と研究報告を行った。真福寺聖教については、このほかに第44合上の『野決』具書等について撮影を行い、整理に取りかかっている。また、仁和寺聖教についても、声明・唱導関係の調査を行い、勧修寺大経蔵聖教についても目録作成、点検作業を行った。
研究成果の発信については、平成20年12月に公開研究集会「室町期における修験道の儀礼再興と文化興隆」を行い、修験道の宗教テクストに関する多面的な考察を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 中世宗教テクストの世界像2008

    • 著者名/発表者名
      阿部泰郎
    • 雑誌名

      日本文学 57-7

      ページ: 1-14

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 生身をめぐる思想・造型と説話2008

    • 著者名/発表者名
      阿部泰郎
    • 雑誌名

      説話文学研究

      ページ: 119-123

    • 査読あり
  • [学会発表] 中世聖徳太子絵伝におけるテクスト複合-太子絵伝の〈外部〉と〈内部〉2009

    • 著者名/発表者名
      阿部泰郎
    • 学会等名
      中世日本の基層文化-信仰と芸術
    • 発表場所
      メトロポリタン美術館(米国)
    • 年月日
      2009-03-24
  • [図書] 真福寺善本叢刊第二期第4巻中世唱導資料集二2008

    • 著者名/発表者名
      阿部泰郎, 小峯和明, 川崎剛志
    • 総ページ数
      408
    • 出版者
      臨川書店

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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