(1)調査研究成果の公開 平成20年度における実績の最初にあげるべきことは中間報告書を刊行したことである。2009年3月刊。本研究の課題「真言密教寺院に伝わる典籍の学際的調査・研究-金剛寺本を中心に-」を書名に用いた報告書は総頁236頁で、金剛寺蔵の『全経大意』『百願修持觀』『明句肝要』『念仏要文抄』『清水寺縁起』等について、内容の紹介、文学史上の位置づけを中心とした論文および二種の聖教目録を收載した。 (2)貴重典籍の精査 この調査研究の成果を上記報告書に盛り込んだ。 (3)聖教の全体的調査 本研究の柱の一つとして、毎月、金剛寺に出張に調査を行い、調査書を作成し、蓄積していっている。
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