• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

真言密教寺院に伝わる典籍の学際的調査・研究-金剛寺本を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 19320037
研究機関成城大学

研究代表者

後藤 昭雄  成城大学, 文芸学部, 教授 (80022284)

研究分担者 米田 真理子  神戸学院大学, 法学部, 准教授 (00423210)
キーワード金剛寺 / 寺院資料 / 聖教
研究概要

聖教の全体的調査
本研究の柱の一つとして、毎月一度、金剛寺に出張して調査を行い、詳密な調査書を作成し、蓄積した。本年度は昨年度の報告書に「金剛寺聖教目録稿」として公表した第46函以降の目録化を目的として作業を行い、当初目的としていた47函から55函までの目録の原稿を作成した。併せて、従来作成した目録稿の点検を行い、より正確な目録となることを期した。最終年度である本年度の作業で当初目指していた聖教の目録化を終えることができた。
貴重典籍の精査
上記の調査と並行して、報告書における公開を視野に入れて、調査を行った。重点的に行った調査の一つは音楽資料の調査研究である。これは従来全く知られていなかった資料であり、日本音楽史研究に寄与するものとなるはずである。この文献資料調査に関連するものとして、所蔵される楽器の調査、写真撮影をも行った。また、版本についての総合的調査もこれまでの調査のまとめとして行った。他に調査した主な資料としては『清水寺縁起』『無名仏教摘句抄』がある。以上の調査研究の成果は他の成果とともに下記の報告書で公開した。
調査研究成果の公開
報告書として『真言密教寺院に伝わる典籍の学際的調査・研究-金剛寺本を中心に-研究成果報告書(平成22年度)』を刊行した。「金剛寺聖教の概要」を巻頭に置き、金剛寺聖教における刊本の概要、所蔵音楽資料の総体的調査の成果を盛り込み、具体的文献としては『無名仏教摘句抄』『清水寺縁起』については考察と合わせて、影印、翻刻によって全文を紹介した。そのほか、『百願修持観』・『集書』所収資料、日中行事関係資料、神道書類に関する研究成果が含まれている。合わせて、「金剛寺聖教目録稿」として、第47函から55箱までの目録を公刊した。これによって聖教目録の作成は完了した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 真言密教寺院に伝わる典籍の学際的調査・研究-金剛寺本を中心に-研究成果報告書(平成22年度)2011

    • 著者名/発表者名
      (編集)後藤昭雄
    • 総ページ数
      239
    • 出版者
      成城大学

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi