研究課題
基盤研究(B)
座標軸として和辻哲郎の『風土』(1935)を旅行記として注目することで、漫遊記を多く生み出した欧州航路、旅行者と移民の双方を運んだ南洋航路、そして主に労働者を「内地」へ供給した朝鮮航路と、性格の異なる三つの航路の記録を対比し、戦間期日本の心象地図の一側面を明らかにすることができた。和辻の『風土』が展開した文明論は、戦間期の旅行記という文脈に置くことで、心象地図という抽象化と類型化に大きく棹さした可能性が明らかになった。
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欧州・朝鮮・南洋航路を中心とする戦間期日本における旅行記の比較文化的研究報告書 (印刷中)
欧州・朝鮮・南洋航路を中心とする戦間期日本における旅行記の比較文化的研究 (印刷中)
実践女子短期大学紀要 30号
ページ: 69-82
シンガポール 249号
ページ: 15-18
第二届南瀛研究国際学術研討会論文稿 2号
ページ: 238-254
実践女子短期大学紀要 29号
ページ: 137-155
立命館言語文化研究 20巻1号
ページ: 49-63
ジャポニスム研究 27号
ページ: 92-9
シンガポール 239号
ページ: 26-29