研究分担者 |
岩佐 昌あき 熊本学園大学, 外国語学部, 教授 (60136546)
代田 智明 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (60154382)
近藤 龍哉 日本女子大学, 文学部, 教授 (40011374)
小谷 一郎 埼玉大学, 教養学部, 教授 (60136009)
宇野木 洋 立命館大学, 法学部, 教授 (40168737)
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研究概要 |
1 ヒアリング調査:2O07年8月にスワトウ澄海塔園文革博物館,スワトウ大学,上海の復旦大学,上海大学で文化大革命を体験した知識人と現代め中国人若手文学・歴史研究者が現時点で文化大革命をどう捉えているか,座談会形式でヒアリングを実施した。 2文献収集:丸山昇氏蔵書文化大革命関連図書424冊,スワトウ澄海塔園文革博物館発行資料。Routledge Library of Modern China Mao Zedong and the Chinese Revolution,中共文化大革命資料彙編等を収集しその目録を作成した。 3。研究会の開催:6月,8月,10月,2月に公開研究会を開催した。文化大革命を目の当たりにしたきた世代の研究者を招き,講演,討論会の形をとったところ,文化大革命を現時点で再考するととは日本における中国研究め枠組みめ問い直しにもつながることが浮き彫りになった。さらに,政治思想や経済分野からアプローチした場合, 国際情勢抜きには語れないが,それを文化史的再考にどう絡ませていけるのかという課題も見えてきた。また,中国でのヒアリング調査に先立って,今なお政治的に過敏な問題を多々含むこのテーマを当事者ではない日本人研究者が中国人研究者といかに語ることが可能かという問題提起もなされた。 4 以上の研究活動。(ヒアリング記録,座談会記録,研究会記録など)を記録として小冊子にまとめ,研究代表所属機関で保管している。収集した文献については20年度をめどに目録をHP等で公開する準備を進めている。
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