研究課題/領域番号 |
19320054
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研究機関 | 関西外国語大学 |
研究代表者 |
真鍋 昌弘 関西外国語大学, 外国語学部, 教授 (70084168)
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研究分担者 |
櫻井 龍彦 名古屋大学, 国際開発研究科, 教授 (60170643)
永池 健二 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (60237493)
小野 恭靖 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (50194600)
牛 承彪 関西外国語大学, 国際言語学部, 講師 (20460842)
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キーワード | 歌謡 / 民謡 / 民歌 / 東アジア / 比較 / 文献資料 / 実地調査 / 民俗 |
研究概要 |
平成21年度の研究の目的・実施計画に基づき、下記の如く研究・調査を実施した。 (1)【文献の蒐集】: 平成19年度から日本・中国・韓国の歌謡文献資料を購入・複写・撮影などの手段で収集してきた。最初の二年間はその大部分を完成し、今年度はその残りの作業を遂行した。主として以下の作業を行った:(1)真鍋個人所蔵歌謡文献調査及び蒐集。(2)公共図書館郷土資料室所蔵都道府県郡町村誌所載民謡資料蒐集(兵庫県など3の図書館)(3)煙台市図書館・北京国家図書館(補充)・重慶市図書館・アモイ大学図書館における歌謡文献資料の調査蒐集。 (2)【実地調査】下記地域の調査を遂行し、完了した: 日本:[大阪市住吉大社の御田植祭」「兵庫県神戸市妙法寺の追儺式」「高知県の神踊り」 中国:「中国山東省煙台の海洋漁歌」「中国重慶市の舟歌-川江号子」「中国福建省アモイの蓮華山歌」 (3)【講演】: 海外の実地調査・文献資料収集の機会を利用して、研究代表者の真鍋昌弘は海外の大学・研究機関などで講演を行い、本研究の目的・内容などを紹介した。今年度は、関西外国語大学(国際シンポジウム)、中国山東省煙台大学、北京大学、福建省アモイ大学、韓国民謡学会で講演。 (4)【国際学会・国際シンポジウム等】 A韓国民謡学会国際大会に本研究の代表者・分担者が参加(サイバー。講演:真鍋昌弘。発表:牛承彪) B国際シンポジウムを開催(「東アジア(日本・中国・韓国)における歌謡の比較研究」)。この3年間の研究成果のまとめとして、本研究にかかわってきた日本・中国・韓国の研究者に研究代表者所属の関西外国語大学に集まってもらい、シンポジウムを開催した。日本・中国・韓国における「歌謡史とその研究」「農耕歌謡研究における諸問題」「歌謡と民俗の比較研究」の三つのテーマを設けた。 C研究成果の社会還元・普及事業として「ひらめき☆ときめサイエンス」を実施。本研究に関連して、「日本・中国・韓国における農耕文化と歌」のテーマで高校生を対象に本研究の目的や研究成果などを紹介した。 (5)【翻訳と文献目録作成】: 韓国代表作品「慶尚道の田植歌」の作業歌を翻訳(完了) 中国における現地調査(広西チワン族自治区龍勝県苗族作業歌)のインタビューの文字起こし(完了)。 日本における現地調査のまとめ(完了)。 日本・中国・韓国における歌謡文献資料目録作成(完了)。
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