研究課題/領域番号 |
19320061
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岸田 文隆 大阪大学, 大学院・言語文化研究科, 教授 (30251870)
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連携研究者 |
小西 敏夫 大阪大学, 世界言語研究センター, 准教授 (20289359)
朴 真完 京都産業大学, 文化学部, 助教 (90441203)
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研究協力者 |
鄭 丞恵 韓国水原女子大学, 人文社会学部, 副教授
佐野 三枝子 大阪大学, 外国語学部, 非常勤講師
許 秀美 大阪大学, 外国語学部, 非常勤講師
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研究期間 (年度) |
2007 – 2010
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キーワード | 隣語大方 / 朝鮮語訳 / かな書き朝鮮語 / 全一道人 / 対馬宗家文書 / 分類紀事大綱 / 倭館館守日記 |
研究概要 |
「隣語大方」の所拠資料である早稲田大学服部文庫所蔵「朝鮮語訳」につき、その文献学的・言語学的検討をおこなった。文献学的検討では、本書と対馬宗家文書などとの照合をおこない、本書対話篇巻1が1710年頃、巻2が1737年頃に成立したものであることを明らかにした。言語学的検討では、本書の朝鮮語かな表記が現実発音を反映したものであり、当時の日本語濁音の鼻音陸の有無や、朝鮮語語頭複子音の音価などを伝える重要資料であることを明らかにした。また、本文の翻字データベースを作成した。
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