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2007 年度 実績報告書

言語接触論から見た日本語の多様性に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19320065
研究機関大阪大学

研究代表者

工藤 真由美  大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (30186415)

研究分担者 佐藤 里美  琉球大学, 法文学部, 教授 (00274879)
吉村 裕美  京都光華女子大学, 文学部, 准教授 (60346153)
木部 暢子  鹿児島大学, 法文学部, 教授 (30192016)
狩俣 繁久  琉球大学, 法文学部, 教授 (50224712)
山東 功  大阪府立大学, 人間社会学部, 講師 (10326241)
キーワード言語接触論 / ウチナーヤマトゥグチ / コロニア語 / 格 / とりたて / 形容詞 / 移民社会 / エスノグラフィー
研究概要

1)研究分担者・研究協力者に対し、研究テーマに関する一層のコンセンサスを得るべく、韓国等から研究者を招聘し、ハイネ、クライン等の言語接触論関係文献に中心とした、一部公開の文献講読会を定期的に実施した。
2)かかる準備を経て、言語接触論に基づく日本語学研究方法論の構築を試みた。また、従前の調査研究をふまえた、格やとりたて構造に関する言語項目調査について、東北から沖縄に至るまでの諸方言に適用できる、言語学的ならびに社会言語学的方法論に基づく「統一した調査票」の改善についての検討を行った。
3)さらに調査研究の充実を図るべく、研究協力者との連携のもと、ブラジル連邦共和国南マットグロッソ州カンポグランデ市の沖縄系コミュニティ、ならびにボリビア共和国サンタクルス県オキナワ移住地を対象に、そのコミュニティの形成過程を踏まえた上で、コミュニティの生活世界とそこでの言語的日常実践を描くエスノグラフィー的研究を実施した。
4)トリア(ドイツ)における在留邦人の言語生活調査およびコードスイッチングを中心とする談話録音調査を実施した。ブラジル、ボリビア、ドイツにおける言語生活調査票は共通したかたちにしているため、今後比較対照を行う予定である。また談話録音調査の文字化を一部実施した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 複数の日本語という視点から捉えるアスペクト2007

    • 著者名/発表者名
      工藤真由美
    • 雑誌名

      言語 36・9

      ページ: 32-39

  • [雑誌論文] 九州方言2007

    • 著者名/発表者名
      木部 暢子
    • 雑誌名

      日本語学 26・11

      ページ: 192-193

  • [雑誌論文] 日本語学の構築2007

    • 著者名/発表者名
      山東 功
    • 雑誌名

      日本語学 26・10

      ページ: 14-21

  • [学会発表] 日本における非言語コミュニケーションの系譜とその意味2007

    • 著者名/発表者名
      山東 功
    • 学会等名
      中日非言語コミュニケーション国際シンポジウム
    • 発表場所
      中国海洋大学
    • 年月日
      2007-05-24
  • [図書] 日本語形容詞の記述的研究-類型論的視点から-2008

    • 著者名/発表者名
      八亀 裕美
    • 総ページ数
      250
    • 出版者
      明治書院

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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