○平成20年11月に奄美、12月に弘前で実地調査を実施した。記述的な研究として、否定の応答詞をとりあげた。平成19年度広島方言調査で否定応答詞の体系をまとめたものとの対照的研究を行った。否定応答詞の体系として、三つのパターンがあるのではないかとの仮説を得た。 ○感動詞の使用実態を知るために、弘前・奄美・東京で談話資料を作成した。中高年女性による談話と若い女性による談話をそれぞれ90分程度収録し、DVDにしている。 ○談話分析においても使用できる、感動詞分析に用いる談話資料の整備を進めた。 ○平成21年3月、今年度の研究成果発表会を行い、分担者・協力者がそれぞれに研究発表した。多彩なテーマでの発表があり、次年度以降の研究の広がりが確認された。さらに、科研のメンバー以外からも、現代語文法を専門とするゲストコメンテーターを招いて、研究に進め方について評価をしてもらった。
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