研究概要 |
インドネシア人就労者の日本語OPIデータに基づき,日本語習得の促進要因,および阻害要因について質的調査を進めた。また、水産加工業、農業の労働現場および医療サービスを受ける場面での参与観察を行った。日本語習得の促進要因は,100人中5人いた中級レベル話者にインタビューを行った結果,ソーシャルネットワーキングが重要な要因であることが 明らかになった。一方で阻害要因はOPIレベルが初級下に留まっている5名にインタビューを行い,社会活動の実態と日本語能力との関係を分析した結果日本語社会への心理的・社会的距離が一番の阻害要因であることが窺われた。
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