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2010 年度 実績報告書

医歯学系留学生のためのeラーニングによる医療コミュニケーション学習システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19320074
研究機関明海大学

研究代表者

山下 早代子  明海大学, 外国語学部, 教授 (90220334)

研究分担者 木下 淳博  東京医科歯科大学, 図書館情報メディア機構, 教授 (10242207)
大川 淳  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (30251507)
大北 葉子  東京医科歯科大学, 国際交流センター, 准教授 (10361726)
中村 千賀子  東京医科歯科大学, 教養部, 准教授 (90014175)
ユングハイム ニコラス  早稲田大学, 文学学術院, 教授 (30164528)
キーワード医学 / 歯学 / 留学生 / eラーニング / 医療コミュニケーション / 学習システム / CALL / JSL
研究概要

本研究(H19~H22)の目的は以下である:1)留学生を対象とした医療コミュニケーション教育のための医療現場に関する基礎データの収集と分析、2)既存のコミュニケーション教育関係リソースの調査と内容分析(教材作成のための基礎調査)、3)医療教育関係者と留学生のeラーニング教材のレディネス調査およびその分析、4)試用版の作成、実施、内容評価。このうち1-3はH21の段階で終了した。H22年度の成果は以下の通りである。
【具体的内容】H22年度は、それまでに完成したテーマ別医療コミュニケーション教材8本に加えて、さらに基礎的なレベルの教材を制作し、内容の充実をはかった。新教材はシラバスに沿って、各医療分野に合わせたシナリオを元にし、医学、歯学分野で、医・歯科医師と患者、研修医とのやりとりが含まれるものとした。この素材(シナリオ〉の映像化を行った。これらの素材を教員と学生に配信するURLを東京医科歯科大学図書館情報メディアセンター、および国際交流センターに設置し、関係の大学その他からもアクセスできるようにした(医療コミュニケーション教育システム用インターフェイスの整備、試用、調整)。医療コミュニケーションeラーニングシステムは他の高等医療教育機関にないユニークなものなので、その学習システム(医療コミュニケーション自己学習システム)の有効性の評価を教師、学生双方から得、その結果を分析した。
【意義】本教材開発は医学・歯学系留学生の医療コミュニケーション学習に効果をあげた。さらに、本教材はもともと目指した留学生用に加えて、医療コミュニケーション技術を本格的に学習していない日本人医・歯学生、研修医にも有効な教材であることがわかった。
【重要性】今後医学・歯学分野では専門知識に加えて、患者との言葉や非言語によるコミュニケーションがますます重要になってくるだろう。それを映像の入ったeラーニング教材で学習できることを示したことは画期的で、その重要性が認識される。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] The development and evaluation of multimedia medical simulation software for medical communication training.2009

    • 著者名/発表者名
      Yamashita, S., Jungheim, N., Kinoshita, A., Okawa, A., Nakamura, C., Okita, Y., Izutani, M.
    • 雑誌名

      Proceedings of the third International Wireless Ready Symposium.

      巻: 3 ページ: 33-38

    • 査読あり
  • [学会発表] 語用論とeラーニング2010

    • 著者名/発表者名
      山下早代子
    • 学会等名
      ケニア・ナイロビ国際交流基金
    • 発表場所
      ウタリ・カレッジ(ケニア)(招待講演)
    • 年月日
      2010-11-28
  • [学会発表] An e-Learning system for JSL medical students.2010

    • 著者名/発表者名
      Kinoshita, A.Yamashita, S.Jungheim, N., Sunaga, M
    • 学会等名
      Japan Association for Language Teaching
    • 発表場所
      愛知産業労働会館(名古屋)
    • 年月日
      2010-11-21
  • [学会発表] 映像を使った医療コミュニケーション教育とeラーニング2010

    • 著者名/発表者名
      中村千賀子、大川淳、木下淳博, 山下早代子、須永昌代
    • 学会等名
      第42回日本医学教育学会
    • 発表場所
      都市センターホール(東京)
    • 年月日
      2010-07-30
  • [学会発表] 映像で学ぶ英語医療コミュニケーション~Doc.comを使って2010

    • 著者名/発表者名
      山下早代子、中村千賀子
    • 学会等名
      医学英語教育学会
    • 発表場所
      聖路加看護大学(東京)
    • 年月日
      2010-07-03
  • [図書] Doccom eラーニング教材・医学生用医療コミュニケーション自主学習用教材日本語版2010

    • 著者名/発表者名
      山下早代子・中村千賀子・阿部恵子監修(翻訳)
    • 出版者
      医学映像社(Web-base Eラーニング教材)
  • [備考]

    • URL

      http://www.tmd.ac.jp/LMIT/research/mcom/index.html

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公開日: 2012-07-19  

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