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2008 年度 実績報告書

「非母語話者による日本語話し言葉コーパス」構築の更なる充実と分析・研究

研究課題

研究課題/領域番号 19320077
研究機関大阪大学

研究代表者

土岐 哲  大阪大学, 文学研究科, 教授 (10138662)

研究分担者 鹿島 央  名古屋大学, 留学生センター, 教授 (60204377)
中西 久実子  京都外国語大学, 外国語学部, 准教授 (30296769)
山下 洋一  立命館大学, 情報理工学部, 教授 (80174689)
江崎 哲也  山梨大学, 留学生センター, 講師 (40420343)
岡田 祥平  大阪大学, 文学研究科, 助教 (20452401)
キーワードコーパス / 非母語話者 / 音声学 / 日本語教育 / モノローグ / 話し言葉 / 日本語話し言葉コーパス
研究概要

昨年度に引き続き、日本語学習者の産出した自発発話音声のコーパスを構築するために、国立国語研究所などが構築した『日本語話し言葉コーパス』に準拠して、各種情報(転記テキスト、形態論情報、分節音情報)を付与した。
また、コーパス公開のために必要不可欠な、個人情報消去に関する作業をデータの一部(50話者分)に対して行った。各講演の個人情報に該当する箇所について、音声データに対しては同持続時間の雑音(ホワイトノイズ)を挿入し、転記テキスト及び形態論情報に対しては同文字数、または同モーラ数の記号を挿入した。各話者の情報(母語、生育地、学習歴など)についても電子データにし、整理した。
さらに上記50話者分(約750分)の音声データ、転記テキスト、形態論情報、分節音情報、各話者の情報をまとめたものをDVD-Rに焼き、バージョン1として来年度からの公開ができるようにした。このコーパスの公開により、『日本語話し言葉コーパス』との詳細な比較対象が可能となる。つまり、学習者が産出した音声と母語話者の産出した音声を比べることができるのである。
他方、本コーパスの内容・意義等を研究者などにアピールする場も設けた。これまでの成果(「『非母語話者による日本語話し言葉コーパス』の構築と分析・研究」(基盤研究(A)課題番号:17202011研究代表者:土岐哲、及び本研究課題)を、2008年5月、日本語教育学会春季大会において「『非母語話者による日本語話し言葉コーパス』の概要」と題してデモンストレーションを行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 調査者に応じた被調査者のモード切替と音声の質的変化2008

    • 著者名/発表者名
      土岐 哲
    • 雑誌名

      論集(アクセント史資料研究会) IV

      ページ: 1-9

  • [雑誌論文] 自発的な〈標準語〉音声における〈促音〉化の概観-『日本語話し言葉コーパス』に基づく分析-2008

    • 著者名/発表者名
      岡田 祥平
    • 雑誌名

      音声言語(近畿音声言語研究会) VI

      ページ: 105-124

    • 査読あり
  • [学会発表] 『非母語話者による日本語話し言葉コーパス』の概要2008

    • 著者名/発表者名
      江崎 哲也
    • 学会等名
      日本語教育学会春季大会
    • 発表場所
      首都大学東京南大沢キャンパス
    • 年月日
      2008-05-25

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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