研究概要 |
本研究の目的は英語コミュニケーショシ能力育成において基礎力として重要視されている聴癬力を異文化理解と融合させて指導するCALL教材を開発することである.これまで主としてアメリカ英語を扱った教材群をより包括的なものにするため,完成年度までにオーストラリア編,カナダ編,イギリス編の3種の教材を開発予定であるが,本年度はオーストラリア編教材を開発するための素材トピック,ジャンル選定,素材(動画・静止画)収集・編集を行った. 素材トピック,ジャンルの選定については平成19年4月〜7月にかけ,協定校のオーストラリア・モナシュ大学の協力のもと,歴史,文化,自然,気候,政治,衣食住,習慣,教育,言語表現などを精選するとともに,ロケ地,出演者交渉を行った.ビデオの収録は8月,オーストラリア・メルボルン市およびその近郊で行われ,DVテープ21本を収録した.収録されたビデオは業者に委託して,デジタル化された.デジタル化された動画ファイルをもとに,研究代表者,および分担者は11月〜12月にかけて,教材として使用する部分を選定し,計24編,40分の素材の抽出,編集を行った.教材の単元構成は次の通りである.Unit1 WeIcome to Melbourne,Unit2 Facts about Australia,Unit 3,Monash University,Unit4 Aussie Way. 平成20年1月,抽出,編集された素材をもとに,研究分担者,および謝金雇用のネイティブスピーカは英文スクリプトを作成した.さらに研究代表者は2月再度渡豪し,教材として使用する素材の内容に合わせて,静止画の撮影を行い,編集作業を経て,約2200枚の静止画ファイルを作成した.平成20年度に行うコースウェア開発の準備は計画通り終了した.
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