研究課題/領域番号 |
19320087
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
砂岡 和子 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (70257286)
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研究分担者 |
砂岡 和子 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (70257286)
保坂 敏子 日本大学, 総合科学研究所, 准教授 (00409137)
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キーワード | ミス・コミュニケーション / 遠隔異文化交流 / 日中口語コーパス |
研究概要 |
1)データ整備とコーパスデータ分析 ミス・ゴミュニケーションコーパス構築に向け、早稲田大学国際遠隔授業の過去録画約80回分を、開催期日、テーマ別、録画媒体、専門家による談話分析データの有無、参加者学習歴データの有無に基き整理した。うち談話分析のある録画を優先しコーパス用に分析を開始。2007年2月現在、中国語会議3本、日本語会議3本をそれぞれ北京大学と早稲田大学、日本大学により録画前処理および書き起こし作業を完了。開催期日、テーマ別に整理したデータは砂岡HPに掲示中。2008年度録画分から参加者全員へ録画承諾書を依頼し公開用コーパスとして版権処理に備える。 2)ミス・コミュニケーションの研究 異文化交流障害の注記作業に備え、障害要因や注記方法、タグの種類について分析と研究を進めた。北京大学LiuYangが開発するChinese-japanese WordNet辞書作成に協力し、Multi Lingal Conseptと連携した言語支援を目指す。それぞれの研究成果を砂岡、保坂、Yu Jingsong、LiuYangが学会や論文で発表した。 3)コーパス構築と公開用ツールの開発 動画への注記、検索、ネット上での送受信に配慮し、北京大学Yu Jingsongが以下の各種ツール開発どプラットフォームの設計を準備した。(1)DVD-Video、RrmvbのMpg断片分割とWavファイルの分離ツール(2)録画音声無音区間の自動分割ツール(認識率70%-90%)(3)北京大学Yu Jingsongと砂岡が研究目的に合わせてELANをカスタマイズし、Tierの自在作成、動画音声テキストの多言語相互注記が可能なMulti Annotation Programを開発した。(4)同じくYu Jingsongと砂岡によりコーパス管理用プラットフォーム、(5)教育用プラットフォームの準備に着手、コーパスの公開を目指す。
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