• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

東京大空襲体験の記録化と戦争展示

研究課題

研究課題/領域番号 19320109
研究機関(財)政治経済研究所

研究代表者

山辺 昌彦  財団法人政治経済研究所, 戦争災害研究室, 主任研究員 (90435545)

研究分担者 青木 哲夫  財団法人政治経済研究所, 戦争災害研究室, 主任研究員 (40446274)
大岡 聡  財団法人政治経済研究所, 戦争災害研究室, 研究員 (80366525)
鬼嶋 淳  財団法人政治経済研究所, 戦争災害研究室, 研究員 (60409612)
山本 唯人  財団法人政治経済研究所, 戦争災害研究室, 研究員 (50414074)
植野 真澄  財団法人政治経済研究所, 戦争災害研究室, 研究員 (50446275)
キーワード空襲 / 無差別爆撃 / 博物館 / 東京 / 記録 / 体験 / テータベース / 救護
研究概要

今年度も研究資料の収集を続けるとともに、その整理をすすめた。国際シンポジウムの報告において、日本の平和のための博物館における、東京大空襲、日本空襲、日本軍の重慶などについての展示の歴史や、東京空襲研究の到達点をまとめた。個別の課題についての研究実績は以下の通りである。
1.東京大空襲については、アメリカ戦略爆撃調査団の東京居住者の聴取記録について複写による収集をおこなった。聴取テープのデジタル化に着手した。アメリカ軍のB29による爆撃の「作戦任務報告書」のうち東京空襲関係のものを複写で収集した。
2.世界の無差別爆撃の歴史については、スペインのゲルニカ平和博物館、中国重慶三峡博物館から専門家を呼び、国際シンポジウム「世界の被災都市は空襲をどう伝えてきたのか-ゲルニカ・重慶・東京の博物館における展示/記憶継承活動の現在-」を開催し、報告書を作成した。
3.民防空について、東京大空襲後の民間救護について関係者の聞き取りをおこなった。東京市の防護団関係者のデータベースを作成した。防空や防護団関係資料を複写で収集した。
4.『東京大空襲・戦災誌』に引き続き、原稿で資料センターに寄せられた体験記、地方自治体・市民団体などが編集した戦争体験記集に収録されている体験記についてデータベースを作成した。
5.東京空襲を記録する会について、関係者の聞き取りをおこなった。
6.平和のための博物館だけでなく、戦争博物館や復興関係の博物館も訪問調査した。地域歴史博物館を中心に戦争展示の歴史をまとめた。

  • 研究成果

    (11件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (7件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 日本における地域歴史博物館での15年戦争展示のあゆみ2009

    • 著者名/発表者名
      山辺昌彦
    • 雑誌名

      国際平和博物館会議報告集 6

      ページ: 180, 183

  • [雑誌論文] 地域歴史博物館の戦争関係特別展と平和博物館の開設2008

    • 著者名/発表者名
      山辺昌彦
    • 雑誌名

      政経研究 90

      ページ: 65-78

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 市民が作る戦争展示-東京大空襲の事例から2008

    • 著者名/発表者名
      山本唯人
    • 雑誌名

      歴史評論 701

      ページ: 15-27

    • 査読あり
  • [学会発表] 仮埋葬地調査の中間経過報告2009

    • 著者名/発表者名
      広瀬美紀
    • 学会等名
      戦争災害研究室研究会
    • 発表場所
      政治経済研究所
    • 年月日
      2009-01-31
  • [学会発表] 戦後日本社会における「東京大空襲」運動史-2つの市民運動を中心に2008

    • 著者名/発表者名
      木村豊
    • 学会等名
      戦争災害研究室研究会
    • 発表場所
      政治経済研究所
    • 年月日
      2008-11-29
  • [学会発表] 帝国日本の防空論-木造家屋密集都市と空襲2008

    • 著者名/発表者名
      黒田康弘
    • 学会等名
      戦争災害研究室研究会
    • 発表場所
      政治経済研究所
    • 年月日
      2008-09-14
  • [学会発表] 大阪湾岸地域への空襲研究の現状2008

    • 著者名/発表者名
      佐々木和子
    • 学会等名
      戦争災害研究室研究会
    • 発表場所
      政治経済研究所
    • 年月日
      2008-07-13
  • [学会発表] 重慶空襲など奥地爆撃の被害について2008

    • 著者名/発表者名
      老田裕美
    • 学会等名
      戦争災害研究室研究会
    • 発表場所
      政治経済研究所
    • 年月日
      2008-06-16
  • [学会発表] 東京大空襲時の民間救護活動調査-総力戦期の「都市防空」活動と地域社会構造分析の課題2008

    • 著者名/発表者名
      山本唯人
    • 学会等名
      現代地域社会研究会
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      2008-05-31
  • [学会発表] 敗戦直前期における厭戦感の地方への拡大-人員疎開の検討を通して2008

    • 著者名/発表者名
      高橋未沙
    • 学会等名
      戦争災害研究室研究会
    • 発表場所
      政治経済研究所
    • 年月日
      2008-05-24
  • [図書] 国際シンポジウム「世界の被災都市は空襲をどう伝えてきたのか-ゲルニカ・重慶・東京の博物館における展示/記憶継承活動の現在-」報告書2009

    • 著者名/発表者名
      戦争災害研究室
    • 総ページ数
      84
    • 出版者
      戦争災害研究室

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi