史料の収集整理、博物館への訪問調査、研究会の開催、無差別爆撃の連続シンポジウムの開催とその報告書の刊行、図書や雑誌論文の執筆などをおこない、以下の具体的な研究課題をはたしていく。 (1)東京大空襲被害の解明。 (2)日本の防空政策や空襲被害者への救護の実態の解明。 (3)都市無差別爆撃の歴史を跡づけ、その中に東京大空襲を位置づけること。 (4)東京大空襲の記憶の記録化と展示の歴史と到達点を明らかにすること。 (5)他地域の空襲記録運動の歴史と到達点を明らかにし、東京大空襲の場合と比較すること。 (6)平和博物館の戦争展示などが果たしてきた役割の歴史や到達点を明らかにすること。 (7)アメリカ戦略爆撃調査団や日本側の東京大空襲に関する記録を収集し、活用できるようにすること。 (8)東京大空襲の体験記のデータベースを作成すること。
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