研究課題/領域番号 |
19320115
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
川喜田 敦子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 特任准教授 (80396837)
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研究分担者 |
木畑 洋一 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10012501)
柴 宜弘 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50187390)
石田 勇治 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30212898)
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キーワード | 崩壊社会 / 社会再編 / 地域和解 / 被害者支援 / 記憶の継承 |
研究概要 |
本研究は、第二次世界大戦期に大規模なジェノサイドや強制移住を経験したヨーロッパについて、大戦終結後の秩序再編の二重性(国内の社会再建と地域的な秩序再編の同時進行)、秩序再編の段階性・長期性(冷戦下での地域秩序の再編と冷戦終結後の地域秩序の再再編)、秩序再編のための取組みの包括性という三点の特徴に着目しながら、国内的・地域的な秩序再編の様相を分析するものである。具体的には、(a) 社会崩壊と秩序変動、(b) 被害者支援・加害者の統合、(c) 被害者のメンタルケア、(d) 歴史的記憶の継承、(e) 再発防止のための教育実践の 5 つの観点から分析を行なう。これらの分析を通じて地域和解・反ジェノサイド社会の構築のための方策を追究し、ジェノサイド後の社会復興を急務とする地域の復興・再建に応用してゆくための指針を提供することが本研究の目的である。 研究二年度目にあたる本年度は、ゲオルク・エッカート・国際教科書研究所(ドイツ)、北東アジア財団(韓国)との協力の下に、平成20年10月にブランシュヴァイク市(ドイツ)にて、国際シンポジウム「History Education and Reconciliation - comparative perspectives on East Asia」をFalk Pinge1博士(ゲオルク・エッカート・国際教科書研究所)、ハン・ウンスク教授(高麗大学)らとともに開催し、研究代表者と連携研究者1名が参加した。また、同年10月には研究代表者ならびに研究分担者1名がハレ市(ドイツ)にてHarald.G,Muller教授(ハレ・ヴィッテンベルク大学)と研究交流を行なっだ。研究成果の公表としては、研究代表者ならびに研究分担者の一部が、雑誌、口頭報告等のかたちで成果を公表した。
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