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2008 年度 実績報告書

近世ヨーロッパの戦争から見る国家とアイデンティティの形成に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19320119
研究機関島根大学

研究代表者

渋谷 聡  島根大学, 法文学部, 教授 (30273915)

研究分担者 指 昭博  神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (90196197)
井内 太郎  広島大学, 文学研究科, 教授 (50193537)
小山 哲  京都大学, 文学研究科, 教授 (80215425)
佐々木 真  駒澤大学, 文学部, 准教授 (70265966)
古谷 大輔  大阪大学, 世界言語研究センター, 准教授 (30335400)
キーワード国際研究者交流 / 西洋史 / 戦争 / 国家 / アイデンティティ
研究概要

本研究計画は、以下の2点を中心に、追究を進めてきた。1)近世ヨーロッパにおける諸国家の有り様(複合国家と諸国家体系)の形成について、戦争の視角から明らかにする。
2)アイデンティティ(自国への帰属意識や敵国意識)の形成について、戦争の視角から明らかにする。
前年度の成果にもとづき、3年間の研究計画の第2年度である平成20年度においては、「中間総括」を行うことに重点をおいた。1)そのための取り組みとして、日本西洋史学会第58回大会・小シンポジウム「近世ヨーロッパにおける戦争と国家」(5月11日島根大学)において、補助事業者全員が、各自の研究成果にもとつく報告を行った。2)ドイツからの研究協力者2名を日本に招聘し、研究講演会(11月12日京都大学、15日駒澤大学)を開催し、研究情報の交換に努めた。3)平成21年3月26日には、島根大学で研究打ち合わせ会を行い、今年度の研究成果を総括し、次年度にむけて研究の方向性について確認した。これらの国内での研究会に加えて、補助事業者各自はヨーロッパでの資料収集、学会等への参加などを軸としながら、研究を発展させた。海外の渡航先は以下のとおりである。
渋谷(インスブルック州立博物館等、オーストリア)、指(英国図書館、連合王国)、井内(英国図書館等、連合王国)、佐々木(国立図書館等、フランス)、古谷(王立図書館等、スウェーデン、国際政治経済研究所、セルビア)。上記以外の学会、セミナー等にも参加して報告を行い、あわせて論文等の刊行をつうじて、研究成果を公表することに努めた(詳細については「研究発表」の欄を参照)。

  • 研究成果

    (15件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (8件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 翻訳 : 厄災と手段-近世ヨーロッパの政治文化における戦争2009

    • 著者名/発表者名
      渋谷 聡
    • 雑誌名

      社会文化論集(島根大学法文学部紀要) 第5号

      ページ: 43-54

  • [雑誌論文] ゴブラン製作所と『ルイ14世記』-タピスリーにみる王権の表象2009

    • 著者名/発表者名
      佐々木 真
    • 雑誌名

      駒澤大学文学部研究紀要 第67号

      ページ: 21-49

  • [雑誌論文] 近世ポーランド・リトアニア共和国における「自由」-ヨーロッパ政治思想史のもうひとつの水脈2008

    • 著者名/発表者名
      小山 哲
    • 雑誌名

      創文 515号

      ページ: 1-5

  • [雑誌論文] Between Sweden and Denmark : Political Dynamics in - Baltic World and Cultural Construction in Nordic Countries2008

    • 著者名/発表者名
      D. FURUYA
    • 雑誌名

      Y. Takashima(ed. ), Dynamics of Language- "Foreign Languages" as Named by Others

      ページ: 93-96

    • 査読あり
  • [学会発表] スウェーデン・アイデンティティの歴史的座標2009

    • 著者名/発表者名
      古谷 大輔
    • 学会等名
      民族紛争の背景に関する地政学的研究第2回国際シンポジウム
    • 発表場所
      千里中央ライフサイエンスセンター
    • 年月日
      2009-02-23
  • [学会発表] A Historiography in Modern Japan : the laborious questfor identity in East As ian World2008

    • 著者名/発表者名
      D. FURUYA
    • 学会等名
      International Workshop “Japan and Ser-bia in a Foreseeable Future"
    • 発表場所
      国際政治経済研究所セルビア
    • 年月日
      2008-09-23
  • [学会発表] ヨハネス・ブルクハルトの「戦争論」とその射程-ドイツにおける二重の辺境性をふまえて2008

    • 著者名/発表者名
      渋谷聡
    • 学会等名
      日本西洋史学会第58回大会
    • 発表場所
      島根大学
    • 年月日
      2008-05-11
  • [学会発表] 近世ブリテン帝国とアルマダの戦い2008

    • 著者名/発表者名
      井内太郎
    • 学会等名
      日本西洋史学会第58回大会
    • 発表場所
      島根大学
    • 年月日
      2008-05-11
  • [学会発表] 戦争と17世紀のフランス-正戦と王国の記憶2008

    • 著者名/発表者名
      佐々木真
    • 学会等名
      日本西洋史学会第58回大会
    • 発表場所
      島根大学
    • 年月日
      2008-05-11
  • [学会発表] 近世バルト海世界とスウェーデン「軍事革命」2008

    • 著者名/発表者名
      古谷大輔
    • 学会等名
      日本西洋史学会第58回大会
    • 発表場所
      島根大学
    • 年月日
      2008-05-11
  • [学会発表] アルマダ撃退の神話化2008

    • 著者名/発表者名
      指 昭博
    • 学会等名
      日本西洋史学会第5 8回大会
    • 発表場所
      島根大学
    • 年月日
      2008-05-11
  • [学会発表] 「軍事革命」の向う岸? -近世ポーランド・リトアニア共和国における軍隊・国家・宗教2008

    • 著者名/発表者名
      小山 哲
    • 学会等名
      日本西洋史学会第58回大会
    • 発表場所
      島根大学
    • 年月日
      2008-05-11
  • [図書] 前川和也編 : 空間と移動の社会史2009

    • 著者名/発表者名
      渋谷 聡
    • 総ページ数
      25
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
  • [図書] 前川和也編 : 空間と移動の社会史2009

    • 著者名/発表者名
      小山 哲
    • 総ページ数
      39
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
  • [図書] 近藤和彦編 : 歴史的ヨーロッパの政治社会2008

    • 著者名/発表者名
      古谷 大輔
    • 総ページ数
      37
    • 出版者
      山川出版社

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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