研究課題/領域番号 |
19320136
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研究機関 | 奈良大学 |
研究代表者 |
碓井 照子 奈良大学, 文学部, 教授 (30068829)
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研究分担者 |
千田 稔 立命館大学, 文学部, 教授 (20079403)
滝沢 由美子 帝京大学, 文学部, 教授 (40349296)
岡部 篤行 東京大学, 工学系研究科, 教授 (10114050)
金田 章裕 京都大学, 文学研究科, 名誉教授 (60093233)
山川 充夫 福島大学, 経済経営学類, 教授 (00094285)
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キーワード | 地理教育 / 地理情報システム / 地理歴史科教育 / 地域力 / 地理学 |
研究概要 |
今年度は、研究2年目にあたり地理教育に関する(1)地理的考え方と空間的思考力、(2)地域力と地域政策、(3)GISを利用した人材育成に関する3つのテーマに関して3種類のシンポジュウムを実施した。特に(1)に関しては、米国の著名な地理学者ベトナーズ博士を招聘し、東京と奈良でシンポジュウム「地理空間情報活用社会における空間的思考力の育成と人材育成」-米国地理教育の実践と日本における課題-」を実施したが延べ300人の参加があった。空間的思考力と地理的考え方に関して日米の比較から今後の日本における地理教育の方向性に有意義なアドバイスを得た。(2)に関しては、東京でシンポジュウム「人口減少社会を地域の文脈で考える-地域イノベーションの可能性-」を行い150人の参加があった。これらのシンポジュウムは、日本学術会議地域研究委員会人文経済地理地域教育(地理教育を含む)分科会との共催で実施した。(3)に関しては、10月に奈良大学で地理空間情報活用推進基本法と電子国土Webシステム人材研修に関するパネルシンポジュウムを行い、社会人教育と地理教育との連携のあり方についても意見交換をした。 次に昨年度からの継続として地理教育に関するアンケート用紙を全国2000校に配布し、実施したが、集計に手間取り20年度中には、報告書が完成しなかった。またシンポジュウムに関する内容は、(2)に関しては、報告書を3月に完成させ、関係機関に配布したが、(1)に関しては、21年度に持ち越すことになった。出版を計画中である。
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