研究課題/領域番号 |
19330011
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研究機関 | 明治学院大学 |
研究代表者 |
吉井 淳 明治学院大学, 国際学部, 教授 (30125687)
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研究分担者 |
杉原 高領 京都大学, 法学研究科, 教授 (30004154)
深町 公信 熊本大学, 法学部, 教授 (00199168)
坂元 茂樹 神戸大学, 法学研究科, 教授 (20117576)
河野 真理子 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (90234096)
田中 則夫 龍谷大学, 法学研究科, 教授 (40148391)
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キーワード | 国際法 / 海洋法 / 排他的経済水域 / 大陸棚 / 領海 |
研究概要 |
平成20年度において、全体研究会を2回、いずれも関西において、初回は神戸大学(平成20年8月28日(木曜日))、2回目は京都大学(平成21年2月7日(土曜日))において開催し、日本と海洋法の問題に関し報告と討論を行った。報告の具他的なテーマは、神戸大学において、植木俊哉会員の「紛争解決機関としての国際海洋法裁判所の機能と役割-10年間の実績とその分析」、古賀衛会員による「大陸棚延伸問題と大陸棚限界委員会の活動」。京都大学においては、加々美康彦が「海洋環境保護をめぐる国際法規則の拡充と国際海事機関の役割(仮)」、酒井啓亘会員が「欧州連合と国連海洋法条約」それぞれ報告を行った。これらの報告と研究会での議論を基礎に、現在「国際組織化と海洋法の問題」(仮題)の出版に向け準備を行っている。「日本と海洋法(仮題)」に関しては既に研究発表と検討はすべて終了し、原稿が集まり次第、出版を予定している。 また、海外の海洋法研究者との交流に関しては、中国海洋法学会との第3回目のワークショップを平成20年11月1日、中国杭州において日中海洋法ワークショップを開催し、本研究会から5名(植木、坂元、河野、富岡、吉井)が参加、研究報告を行った。中国海洋法学会関係者、本研究会関係者の活発な議論が行われ、ワークショップは充実した内容のものであった。ワークショップの成果に関しても可能な範囲で公表することを中国関係者との間で調整中である。研究者間のネットワークの強化に関しては引き続き検討する。
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