研究課題/領域番号 |
19330015
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
菊池 馨実 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (10261265)
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研究分担者 |
関 ふ佐子 横浜国立大学, 国際科学研究科, 准教授 (30344526)
石田 道彦 金沢大学, 法学部, 准教授 (10295016)
大原 利夫 関東学院大学, 法学部, 准教授 (70350543)
尾形 健 同志社大学, 法学部, 准教授 (60368470)
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キーワード | 社会法学 / 医療・福祉 / 高齢者法 |
研究概要 |
本年度前半は、本研究申請時には予定されていなかったことであるが、本研究のメンバーが中心となって、日米法学会より「高齢者法にみるアメリカの社会保障」というテーマでのシンポジウム報告(2007年9月16日、於・神戸大学)を請け負ったため、その準備と報告に追われることとなった(なお当該報告のための研究会の費用は日米法学会から支出されたため、本研究の旅費等には計上していない)。本研究のメンバーの多くが司会・報告を担当することで、高齢者法に関連して各自がこれまで行ってきた研究をまとめ、本研究の土台となる議論を深めることができた。また本研究のメンバーの推薦により、日米法学会の招請で来日したLawrence A.Frolik教授(ピッツバーグ大学。高齢者法)、Sidney D.Watson教授(セントルイス大学。医療関係法)との議論を通じて、アメリカの理論状況の一端を垣間見ることもできた。 本年度後半は、当初予定されていたように、アメリカの制度及び理論動向を把握するため、研究メンバーによるカリフォルニア州での現地調査を行った。高齢者関連の権利擁護団体、行政機関、実務法律家、居住施設などとの交流は、今後の共同研究の実施の上で欠かせない財産となった。またアメリカの法及び社会の基礎を、とくに「貧困」の側面から知るという観点から、Joel F.Handler教授(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を招聘し、研究会をもつことで本研究メンバー共通の理論的土台を得ることができた。またその際、本研究メンバーのあいだで研究会を開催し、次年度以降の研究計画等も打ち合わせることができた。
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