研究課題
本研究は、先進デモクラシー諸国の経済政策形成過程における専門性の役割を解明することを目的としている。すなわち、(1)デモクラシーはいかにして専門家を受け入れるのか、(2)専門性は、どのようなエージェントや制度によって政策形成過程に組み込まれているか、(3)専門性はいかなる政治的意義を有するか、といった諸問題について、通時的比較(時系列的歴史的な発展と変容)と共時的比較(地域横断的比較)を組み合わせることによって検討を加えることとしている。20年度は、研究代表者・研究分担者・連携研究者が各自のテーマに関する実証的研究を行うと同時に、専門性をめぐる理論についても検討を進めた。具体的には、各自対象地域の調査とその理論的分析を進めると共に、ほぼ2ヶ月に1度研究会を開催して、その都度各自報告を行いながら、進捗確認と全体の理論的理解の共有を図った。各国の実証研究については、研究代表者である高橋直樹のとりまとめの下、各自が国内外の調査を行いながら、推進した。局橋は英国における専門家と政治家の関係について、苅田真司は日米欧の社会科学の制度化について、岡山裕は米国連邦準備制度の展開過程について、伊藤正次は日本における専門家の助言制度について、川嶋周一はヨーロッパ共通農業政策について、伊藤武はヨーロッパにおける中央銀行テクノクフートについて、藤田由紀子は地方自治体における専門家について、内山融は日英の経済政策について、鹿毛利枝子はNGOの日米比較について、杉之原真子は日米金融交渉について、天野拓は米国の医療政策について、各々研究を行った。
すべて 2009 2008 その他
すべて 雑誌論文 (14件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (11件) 図書 (7件) 備考 (2件)
『専修大学法学研究所所報』 第31号
ページ: 29-31
ISS Research Series No.33
ページ: 23-37
『創文』 第516号
ページ: 6-10
『政策論叢』 第77巻3・4号
ページ: 239-295
ページ: 131-146
『専修法学論集』 第104号
ページ: 85-128
『創文』 第514号
ページ: 14-18
『ジュリスト』 第1355号
ページ: 86-90
『地方自治職員研修』 第577号
ページ: 22-24
『季刊行政管理研究』 9月号
ページ: 69-73
『國學院法学』 第46巻
ページ: 1-33
『国際政治』 第153号
ページ: 91-105
Asian Survey Vol. 48, No. 5
ページ: 839-859
『公衆衛生』 第72巻10号
ページ: 787-790
https://www7.kokugakuin.ac.jp/k-read-admin/index.cfm?fuseaction=rprof.id3012
http://www.comp.tmu.ac.jp/msito/index.html