研究課題
基盤研究(B)
日本の南洋群島統治の終焉を、太平洋戦争時の米軍によるミクロネシア占領から日本の敗戦直後までに焦点をあて、戦後ミクロネシアの脱植民地化過程における信託統治の前提となる諸状況を以下の点から解明した。すなわち、南洋群島社会の総動員体制の形成と崩壊、ここにおける現地社会の実態(住民の戦傷病死を含む)、戦時及び戦後の引揚げや南洋群島内での/外への/外からの移動、日本兵・アメリカ兵・民間人の関係、アメリカ占領下の住民生活(戦災からの復興と“自治"の開始)、を日米のミクロネシア政策や戦後構想との関係において分析した。
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「アジア太平洋におけるリージョナリズムとアイデンティティ」研究会報告書(中島成久編)(シンボルとしての土地-アジア太平洋におけるリージョナリズムとアイデンティティ)
ページ: 79-97
季刊戦争責任研究査読有 第64号
ページ: 50-61