研究課題/領域番号 |
19330042
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
平子 友長 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (50126364)
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研究分担者 |
大谷 禎之介 法政大学, 名誉教授 (70061132)
窪 俊一 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (50161659)
伊藤 武 大阪経済大学, 経済学部, 教授 (40066816)
竹永 進 大東文化大学, 経済学部, 教授 (00119538)
出雲 雅志 神奈川大学, 経済学部, 准教授 (20268709)
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キーワード | マルクス / エンゲルス / Marx-Engels-Gesamtausgabe(MEGA) / 資本論 / リービッヒ / フラース / イギリス経済学 / マクロード |
研究概要 |
1.【MEGA IV/18巻の編集】(1)2007年10月1-2日、平子、大谷、竹永、出雲はアムステルダム社会史国際研究所を訪問し、IV/17,IV/18,IV/19巻を構成するマルクス、エンゲルスの抜粋ノート全ページのデジタル撮影を行った。(2)既収集の原典とマルクス、エンゲルスの引用との比較照合を行い、原典と異なった形式でなされている引用に関して、その違いをすべて書き出す作業を行った。IV/18巻全体の約60%の照合が終わった。(3)マルクス、エンゲルスが引用している文献(約90点)については、引用された箇所のコピーだけではなく、原則として全文を、しかもデジタル形態で収集することにした。Kres-Goldsmith Libraryに収録されている文献はすべてダウンロードした。それ以外の文献については、平子が2008年3月17日-4月3日ベルリンを訪問し、ドイツ国立図書館、フンボルト大学図書館(大学間相互貸し出しも含め)を中心に、自ら撮影またはPDFの有料注文などによって、16点収録した。(4)ベルリンではベルリン・ブランデンブルク科学アカデミー所属国際マルクス・エンゲルス財団事務局を訪問し、事務局長マンフレート・ノイハウス教授と今後の編集の段取りについて協議した。 2.【抜粋ノートの意義の研究】(1)2007年4月5日アムステル大学ミヒャエル・クレトケ教授を招いて研究会を行った。(2)平子は、2007年8月28日中国中央編訳局に、8月29日清華大学に招かれ、MEGA編集の現段階とその意義について講演を行った。(3)2007年9月4-5日一橋大学で研究打合せ会議を開いた。(4)平子、大谷、竹永は、2007年10月3-6日パリ第10大学(ナンテール)で開催された「パリ国際マルクス会議」に参加し、それぞれマルクスに関する報告を行った。(5)2007年12月8日大東文化大学において、ヴァレーリ・フォミチェフ(ロシア国立社会政治史研究所所長)、レギーナ・ロート(海外研究協力者)を招いて「MEGA編集東京国際会議」を開催した。(6)2008年3月11-13日一橋大学でリュドミーラ・ヴァーシナ(同上)を招いて第2回「MEGA編集東京国際会議」を開催した。
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