研究課題
1.建築の法的規律が都市景観に与える影響の分析国立マンション訴訟など、高層マンション建設計画による景観悪化をめぐる紛争に関する裁判記録、その他関連資料を収集・分析し、相対立する権利の優劣を判断するうえで有用なコースの定理を適用して、私法上の権利として景観権を認めることの是非について法と経済学的分析を行った。また違法建築及び是正の実態把握を踏まえ、現行の建築規制制度が有する規制及び是正手段の適切性・実効性に関する問題点について、法と経済学的分析を行った。2.現行の地方財政制度が都市開発にもたらす影響の分析現行地方財政制度の枠組みを前提とした場合に、都市開発による新規住民・事業所等流入が、固定資産税・住民税・事業税等による税収増と、教育・福祉費支出や道路・公園等インフラ整備による財政支出増を試算し、地方財政収支に与える影響を分析した。3.建物の形態・容積・景観が土地資産価値に与える影響の測定地価を立地条件、インフラ整備状況及び周辺建物の形態・用途・容積・デザイン等によって予測する重回帰式を推計することにより、建築及びそれによる景観形成が周辺の土地資産価値に与える影響を分析した。4.景観改善に資する法システムの制度設計3の建物が周辺土地の資産価値に与える影響の分析を踏まえ、適切かつ実効性ある建築規制制度として、建物が周辺に与える外部経済・不経済の社会的便益又は費用に応じて、助成金を供し又は課金を課す建築規制手法について検討した。
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税務経理 8802,8803,8804,8806,8809,8812,8813,8814,8815,8816号
GRIPS Research Paper(政策研究大学院大学2008年2月) No.07-12
ページ: 1-10
知財信託について 中央知的財産研究所 研究報告 21号
ページ: 45-58