本研究は平成15年より平成18年にかけて本課題と同一名称で行われた科学研究費補助金基盤研究(B)の継続研究である。この研究は、人類社会が成熟に至る過程で、長期的には社会構造(人口・地勢・社会基盤)が社会機能(産業・経済・文化)を決定している原理を科学的に解き明かすことを目的としている。 このために本研究組織で開発された社会構造推計モデル(特許申請中)を基盤に改良を重ねて、2005年モデルを開発することを目標とした。具体的には平成12年度と平成17年度の国勢調査のデータを使用し、2000年モデルによる全都道府県と全市区町村の社会構造推計結果と、2005年モデルの実データとの比較によって、モデルの修正・改良を行った。
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