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2007 年度 実績報告書

タイ自動車部品メーカーにおける産業人材育成と官民連携支援

研究課題

研究課題/領域番号 19330061
研究機関広島大学

研究代表者

高橋 与志  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 准教授 (80325208)

研究分担者 黒川 基裕  高崎経済大学, 地域政策学部, 准教授 (30363774)
竹内 常善  大阪産業大学, 経済学部, 教授 (90093773)
キーワードタイ / 自動車産業 / ものづくり / 能力開発 / 国際協力
研究概要

3年の研究期間の初年度に当たる平成19年度は、研究項目のうち「分析枠組み構築」、「「摺り合わせ」人材育成の必要性と妥当性」の検討、および「職種・職階別人材育成と企業内分業体制」に関する予備的な調査を、以下の通り実施した。
1.分析枠組み構築
平成19年4月〜7月に実施した第1次文献調査・国内調査の結果、教育訓練とその成果として特定の職務を担当できるようになることの関係に焦点をあてることの必要性が明らかになった。平成19年8月の第1回現地調査でも、地場部品メーカーをはじめとするインタービューを通じて、こうした関係の重要性を確認することができた。
2.「摺り合わせ」人材育成の必要性と妥当性
前述の各調査および第2回現地調査(平成19年11月)における自動車産業技能検定試験の視察から、日系アセンブラーが大きなプレゼンスを持ち、「産業全体としてのさらなる国際競争力向上が求められている中、有力地場部品メーカーは日本自動車産業にみられる「摺り合わせ」志向の開発・生産に向けた取り組み、とりわけ人材育成面の施策を導入し始めていることが分かった。このことから、「摺り合わせ」人材育成の必要性と妥当性が確認された。
3.職種・職階別人材育成と企業内分業体制
それまでの各調査に加え、平成19年11月〜12月にかけて実施した第2次国内調査の結果を踏まえて、「人材育成パイロット調査」質問票案を作成した。平成20年3月の第3回現地調査では、質問票案の内容について現地政府・企業に所属する日本人専門家や当該分野の研究者と意見交換し、必要に応じて案を修正した。
以上の成果は、平成20年6月に実施予定の第1回ワークショップで最終的な検討を行い、パイロット調査および本調査の実施に役立てる計画である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 途上国企業の製品開発能力構築過程におけるQCD管理能力向上の効果-タイ系自動車部品メーカーを事例として-2007

    • 著者名/発表者名
      高橋 与志
    • 雑誌名

      国際ビジネス学会年報 144

      ページ: 69-82

    • 査読あり
  • [学会発表] 泰日経済技術振興協会(TPA)の活動にみる製造業企業外研修の変遷2007

    • 著者名/発表者名
      高橋与志
    • 学会等名
      国際開発学会第18回全国大会
    • 発表場所
      沖縄大学
    • 年月日
      2007-11-25
  • [学会発表] 途上国製造業における品質管理システムと技術移転2007

    • 著者名/発表者名
      高橋与志
    • 学会等名
      第14回国際ビジネス研究学会全国大会
    • 発表場所
      高崎経済大学
    • 年月日
      2007-10-28
  • [学会発表] 官民連携支援によるタイ系自動車部品メーカーの人材育成:タイ国自動車産業人材育成プログラム(TAHRDP)の事例2007

    • 著者名/発表者名
      高橋与志
    • 学会等名
      国際開発学会第8回春季大会
    • 発表場所
      東洋大学
    • 年月日
      2007-06-09

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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