(1)研究の学術的な背景:本研究の目的は、資本市場の急速な発達を踏まえ、従来の企業価値の評価方法を、ファイナンスに関わる諸分野の成果に基づき発展させ、さらに2000年代の日本に適用することである。 (2)具体的な研究課題:本研究における具体的な研究課題は以下の通りである。(1)企業価値をどのように評価するのか、(2)リスク・マネージメントによって不確実性にどのように対応するべきか、(3)企業価値を最大にするためのコーポレート・ガバナンスはどのようなものか。 (3)本研究の学術的な特色:以下の2点である。(1)確率過程論からベンチャーファイナンスまでを網羅する、複眼的な視点で分析すること、(2)2000年代の日本企業を分析の対象とすること。 (4)研究体制:上記の研究課題に応じてグループを編成し、各グループごとの個別研究を進展させるとともに、最終的にはグループ間での共同研究を行う。
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