研究分担者 |
田籠 博 島根大学, 法文学部, 教授 (30032642)
小林 准士 島根大学, 法文学部, 准教授 (80294354)
相良 英輔 広島経済大学, 経済学部, 教授 (70124071)
山崎 亮 島根大学, 法文学部, 教授 (40191275)
伊藤 康宏 島根大学, 生物資源科学部, 教授 (40201933)
鳥谷 智文 松江工業高等専門学校, 人文科学科, 准教授 (10280439)
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研究概要 |
石見銀山領の村々(1863-4年,69村ほか)の宗門改帳などを用いて人口・経済・文化の変化を明らかにする研究を行い,その結果,銀山およびたたら鉄山を中心にして萌芽的な都市社会が生み出されていたこと,住民の過半を占める土地を持たない下層農民は,雇用形態が奉公から日雇いなどに変化することによって家族を離れないで生活できるようになり,このため出生率上昇がもたらされたことが推定され,このことが幕末から明治以後の人口増加をもたらす有力な要因であるものと推測された。
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