研究課題/領域番号 |
19330078
|
研究機関 | 成蹊大学 |
研究代表者 |
松本 貴典 成蹊大学, 経済学部, 教授 (10219503)
|
研究分担者 |
廣田 誠 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (40189890)
牛島 利明 慶応義塾大学, 商学部, 教授 (30255591)
大森 一宏 駿河台大学, 経済学部, 教授 (90247594)
片岡 豊 白鴎大学, 経営学部, 教授 (30224439)
赤坂 義浩 神戸学院大学, 経営学部, 准教授 (00296211)
|
キーワード | 商業 / 流通 / 近代日本 / 地域経済発展 / 営業税 / 在来産業 / 税務統計書 |
研究概要 |
本研究の目的は、大蔵省主税局『主税局統計年報書』の下位統計である、各地の税務監督局『税務統計書』所収の営業税データにもとづき、近代日本における在来産業の主要部門である商業の地域展開を数量的に実証分析することである。具体的には、東京府、大阪府、兵庫県、愛知県、福岡県、新潟県、長野県に関して研究を進めた。これらによって、近代商業の地域展開の解明が大きく進んだ。 この分野は従来ほとんど未解明であったから、この研究はパイオニア・ワークとして、大きな成果が上がったと考えられる。 本年度は、計画どおり、以下の日程で合宿タイプの研究会を集中的に行い、各自の論文を、全員で検討しながら、その内容を磨いていった(第1回:2008年9月10日〜9月12日;成蹊大学、第2回:2008年12月27日〜12月28日;大阪大学、第3回:2009年3月21日〜3月22日;成蹊大学)。 それらの研究会に先立って、事前に全員が全員に論文原稿を送付しておき、全員が事前読了の上で研究会に臨み、当日は具体的なコメントの提示とその検討をおこなった。この作業を通じて、各自の論文執筆が進捗し、論文内容の向上も達成された。 ちなみに、本研究は松本貴典編著『商業の近代』(日本評論社、出版契約済み)として、刊行予定である。今後、この文献は、近代商業研究における必読文献となると考えられる。
|