・研究目的 ホワイトカラーの専門性とその外部評価制度である公的資格の現状と課題を、英米など先進諸国との比較研究を通し、明らかにし、関連する専門性や人事施策等を考察する。 (1)企業組織のホワイトカラー職務を中心に、組織が求める専門性の内容を明らかにする。 (2)ホワイトカラー職務を対象とする公的資格の現状とあるべき姿を考察し、示唆を得る。 (3)日英米の組織や職務を比較検討し、専門性と公的資格の差異や統合の可能性を探る。 (4)専門性と公的資格に関わる組織・人材の諸問題を検討し、有益な示唆を得る。研究プロセスから、(2)(3)に優先的に取組む。 ・研究計画 (1)2007(H19)年度: 文献と予備的ヒアリングと国内調査、 (2)2008(H20)年度: 日本での調査から、専門性と資格、経営戦略とHRM、個人の認識・価値観、組織文化、キャリアの関連を明らかにする。専門性と資格の関連文献による情報収集と米英調査準備の実施。 (3)2009(H21)年度: (1)米英組織への調査から、専門性と資格、経営戦略とHRM、個人の認識・価値観、組織文化、キャリアの関連を明らかにする。米英の公的資格制度の調査から現状、課題を分析、あるべき姿を明確にする。 (4)2010(H22)年度: 調査結果を総合的に分析、報告書の作成、学会発表とする。専門性、経営・HRM施策との関連、個人への影響、国際比較の結果、人的資本の評価など理論化・普遍化を図ると共に、実践的成果を最終報告書および専門書としてまとめる。
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