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2007 年度 実績報告書

介護・福祉経営の構造とプロセスに関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19330089
研究機関日本福祉大学

研究代表者

関口 和雄  日本福祉大学, 福祉経営学部, 教授 (20206626)

研究分担者 生江 明  日本福祉大学, 福祉経営学部, 教授 (70298561)
後藤 順久  日本福祉大学, 福祉経営学部, 教授 (90215509)
新谷 司  日本福祉大学, 福祉経営学部, 教授 (60249141)
高橋 紘一  日本福祉大学, 福祉経営学部, 教授 (70288497)
吉田 直美  日本福祉大学, 福祉経営学部, 教授 (00317760)
キーワード経営学 / 会計学 / 社会福祉 / 社会学
研究概要

「介護・福祉の経営学」を構築するにあたり、もっぱら高齢者福祉に焦点を絞って施設経営を考えていたが、介護保険制度の見直しにおいて障害者の自立支援が取り上げられたこともあり社会福祉法人経営に研究の領域を広げ、総合的な福祉事業の経営の展開に注目することにした。
19年度には、きらくえん(尼崎)といずみの園(中津)の経営改革、天竜厚生会(浜松)の財務分析、竜雲学園(高松)ともみのき学園(杵築)の総合経営などのインタビュー調査を行うとともに、上田市・辰野町(長野県)、美浜町・東栄町(愛知県)などの地域福祉フィールドワークを実施した。それと同時に、9月に「介護老人福祉施設の経営と人材マネジメント」(中部地区8県821施設・回収336)に関するアンケート調査を実施し、介護経営におけるサービスマネジメントと人材マネジメントの実態と課題を把握し、施設経営者の協力をえて研究会を設置し意見交換を重ねていった。現場の声として、みな人材の確保がきわめて困難になっている窮状が寄せられており、今後、定着をはかるとともに人材の育成が焦点になっていることが確認された。また、2月には、地域の高齢者福祉ニーズを分析するために、長野県辰野町(対象者3000名)において高齢者の生活・福祉・安全に関するニーズを明らかにしようとした。地域における高齢化の進展と過疎・人口減少が高齢者の生活と介護に及ぼす影響が施設経営を直撃していることがうかがえる。
20年度には、こうした調査結果の分析を重ね、さらに介護・福祉を担う専門職のマネジメントに関する研究を発展させるとともに、財務情報の収集と分析を継続させていくことにする。同時に、調査結果の報告を行うことにする。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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