研究課題/領域番号 |
19330095
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研究機関 | 流通科学大学 |
研究代表者 |
高室 裕史 流通科学大学, 商学部, 准教授 (30368592)
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研究分担者 |
向山 雅夫 流通科学大学, 商学部, 教授 (00182072)
崔 相鐵 流通科学大学, 商学部, 教授 (10281172)
王 怡人 流通科学大学, 商学部, 准教授 (20290538)
清水 信年 流通科学大学, 商学部, 准教授 (70330529)
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キーワード | 商学 / 経営学 / マーケティング / サービス / イノベーション / 国際比較 |
研究概要 |
平成19年度は研究の初年度として、本研究の分析枠組みの構築を焦点とした調査研究を実施した。主たる実施事項は次の4点である。 第1が、本研究で検証していくべき仮説の構築である。本研究の調査仮説については、既に高室(2005)(「サービス・マーケティングの特殊性に関する理論的考察」)などによりその構築を開始しているところであったが、本研究の関連領域における近年の研究の進展は著しいものがある。このため、近年の研究を包括的に捉えるべく文献・資料のサーベイを行いあらためて本研究の課題の整理と仮説の導出を行った。なお、統計分析などの具体的な設計については検討すべき課題が残されている。引き続き来年度の課題の一つとして取り組んでいく予定である。 第2が、国際比較研究の実施を目標としたプレ調査の実施である。プレ調査の対象国としては、本研究組織においてアクセスの可能性が最も高く、またアジア圏内でもサービス化の進展が著しい国の一つである韓国を選定した。そして、当該国のサービス化の現状と現地企業におけるサービス・イノベーションの実態を調査した。 第3が、事例研究の対象企業の選定と個別企業の事例調査の開始である。いわゆるサービス業のみならず製造業、流通業あるいは産業財企業などの主要産業を対象に、サービスにおけるイノベーションを実現している企業の選定作業を開始した。それと同時に、その中から国際展開を行っている企業を対象とした個別企業の事例研究に着手した。 第4が、研究会の実施である。本研究組織のメンバーに、流通科学大学の流通・マーケティングを専門とする研究者を加えた研究会を開催し、仮説構築及び調査枠組みの設計を主たる目的とした議論を行った。
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