研究課題/領域番号 |
19330098
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研究機関 | 武蔵大学 |
研究代表者 |
前田 貞芳 武蔵大学, 経済学部, 教授 (80061414)
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研究分担者 |
松島 桂樹 武蔵大学, 経済学部, 教授 (90288374)
金 承子 武蔵大学, 総合研究所, 研究員 (20424773)
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キーワード | 経営管理技法 / 国際移転 / グローバル経営 / ABC / BSC / ERP / EVA / 原価企画 |
研究概要 |
前年度までの研究を踏まえて、前年日本と韓国で実施した実態調査を中国で実施し全体をまとめるとともに、各自が分担を中心にして研究を進め、その上で3年間の研究の総括を行った。具体的な活動は以下のようである。 (1)中国におけるアンケートによる実態調査の実施-趙湘蓮教授(中国・南京航空航天大学)の協力を得て6月に上海地区の中国企業約600社について実施した。 (2)その結果は、前年実施した日本と韓国における調査結果とともに集計して、夏季の研究合宿(9月9日-12日、長野大学)において検討するとともに、中日韓会計基準フォーラム(中国:東北財経大学)、韓国会計学会(韓国:慶煕大学校)等で報告を行った。その内容は、武蔵大学論集に掲載するとともに、中国の雑誌にも掲載の方向で準備している。 (3)21年12月に前年実施した韓国の実態調査を踏まえて韓国の二つの企業(MEDISON CO.,LTD.HANJIN SHIPPING)についてインタビュ調査を実施した。 (4)また、21年3月に中国の青池、大連の日系企業、中国企業6社を訪問し、ITに焦点を当てた経営技法の移転の視点からインタビュ調査を実施した結果を検討、集計して、その内容を武蔵大学総合研究所紀要に掲載公表した。 (5)22年2月に新潟大学(21日-23日)において、2名の日本のゲスト講演者(徳賀芳弘京都大学教授、水野一郎関西大学教授)を交えて韓国の経商大学(Hanbat National University)の研究者とともにシンポジュームを開催し、日本と韓国の比較研究を行うとともに交流を深めた。 以上の研究活動の結果は、総括する作業を進めており、機会を見て近い将来に公表することを検討している。
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