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2008 年度 実績報告書

CSRスコアカードの意義と可能性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19330099
研究機関早稲田大学

研究代表者

伊藤 嘉博  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (10168388)

研究分担者 長谷川 惠一  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (60218443)
八木 裕之  横浜国立大学, 大学院・国際社会科学研究科, 教授 (60210217)
大森 明  横浜国立大学, 経営学部, 准教授 (00340141)
千葉 貴律  明治大学, 経営学部, 准教授 (30309637)
岩渕 昭子  東京経営短期大学, 教授 (60310322)
キーワードCSRスコアカード / 三次元戦略マップ / DTPワークシート改良版
研究概要

本研究は、CSRをインフラとして展開される組織のサスティナブル経営のための戦略立案を支援するサポートツール(本研究では、これをCSRスコァカードと呼ぶ)の構築を目指すものであり、そのためCSRの追求を戦略的かつオペレーショナルに支援するモデルを提案し、その意義と可能性の検証を試みてきた。その際、前述の支援ツールは、基本的には既往のBSC(バランスト・スコアカード)をCSRにフォーカスした形に修正したものであるが、その中心になるのは戦略マップである。
そこで、研究計画の初年度(平成19年度)は、組織の持続可能性を高める実効力のある中長期戦略の立案とその実現を支援するために戦略マップないしBSCを活用している内外企業の事例研究ならびに先行研究の洗い出しを行うとともに、幅広く資料の収集・解析を行った。これに続き、昨年度(平成20年度)は、本研究の核となるイノベーション・アクションリサーチの対象となる協力企業を選定し、当該企業(ヤヨイ食品株式会社)を月1〜2回のペースで訪問し、共同でCSRスコアカードの作成作業を進めるとともに、そのプロセスを観察することを通じて、サスティナブル経営を推進して行くうえでの阻害要因と促進要因の識別、さらにはスコアカードの潜在的な機能等を浮き彫りにするための研究を行ってきた。その一方で、CSRへの関心が高い欧州と、これとは対照的に未だCSRへの取り組みが遅れている中国のそれぞれの地域で活動する日本企業の対応に見られる温度差を確認するための調査も実施した。
なお、上記のアクションリサーチは現在(平成21年度)も継続中であるが、本年度はCSRスコアカードが実践的に活用される期間であることから、研究プロジェクトの主要な関心は、CSRスコアカードの構造上のメリット・デメリットの識別と当該サポートツールの貢献可能性を見極めることに注がれることになる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] インタンジブルズとしてのCSR〜その「見える化」の意義と可能性2009

    • 著者名/発表者名
      伊藤嘉博
    • 雑誌名

      早稲田商学 418/419合併号

      ページ: 59-91

  • [雑誌論文] 土壌汚染問題と会計に関する考察2008

    • 著者名/発表者名
      八木裕之
    • 雑誌名

      横演経営研究 第29巻第1・2号

      ページ: 27-41

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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