研究分担者 |
福浦 幾巳 西南学院大学, 商学部, 教授 (00149791)
浮田 泉 関西国際大学, 経営学部, 教授 (70203502)
坂上 学 法政大学, 経営学部, 教授 (50264792)
羽藤 憲一 近畿大学, 経営学部, 教授 (30228499)
齋野 純子 甲南大学, ビジネス研究科, 教授 (60311510)
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研究概要 |
本研究の目的は,サイバースペース社会における財務会計・税務会計のあり方について,理論・制度・実態の3つの側面から総合的・体系的に研究することにより,財務会計・税務会計のパラダイム・モデルを展開することにある。第3年度の研究課題と成果は,次のとおりである。 1 \第1課題「研究課題の理論的展開」では,第2年度に引き続き,主要諸外国(米国,英国,中国など)および日本を対象として,本研究の理論的基盤となる企業活動と電子商取引の理論・実態について,文献研究を継続することにより,サイバースペース社会における財務会計・税務会計の特質を浮き彫りにした。 2第2課題「電子開示・電子申告の実態調査」では,研究代表者を中心として調査員を,(1)中国(廈門国家会計学院(廈門市),東北財経大学(大連市)),(2)韓国(韓国税務士会・大手監査法人(ソウル市)),(3)タイ(タイ商務省・内国歳入局・大手監査法人(バンコク市))に派遣し,インタビュー調査を通じて,アジア諸国の電子開示・電子申告の実態を分析するとともに,その特質の抽出を試みた。 3第3課題「研究成果の公表」では,本研究課題の成果について,雑誌論文での公表および日本会計研究学会での口頭発表などを行うとともに,刊行物として出版する準備を行った。本研究成果『ネットワーク社会における会計と税務』は,第I部「総論」,第II部「ネットワーク社会と電子帳簿」,第III部「電子商取引と税務処理」,第IV部「ネットワーク社会と電子申告」,および第V部「総括」から構成され,税務経理協会から出版される予定である。
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