研究課題/領域番号 |
19330106
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
吉川 徹 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (90263194)
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研究分担者 |
川端 亮 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (00214677)
ノース スコット 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (20379225)
直井 道子 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10073024)
岩渕 亜希子 追手門学院大学, 社会学部, 講師 (70420429)
太郎丸 博 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (60273570)
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キーワード | 長期追跡パネル調査 / ライフコース / 日米比較 / 家族 / エイジング / 職歴 / セルフディレクション / 共分散構造方程式モデル |
研究概要 |
本年度は、2006年度に実査収集した日本における面接調査データを整理して、全情報を数値入力した。この作業は、1995年に実施されたアメリカ調査との比較可能性を確保する形で進められた。 この数値データは、1979〜1982年実施の第一波面接調査のデータと統合されて、時系列分析が可能なデータセットとして完成し、研究分担者に配られた。現在、共分散構造方程式モデルなどを適用して分析の過程にある。 これらを実施する過程では、2007年8月にアメリカ国立衛生研究所のスクーラー博士と、今後の日米比較研究の打ち合わせを行っている。9月には、日本の調査プロジェクトの回収結果と基礎的な分析結果をもとに、日本家族社会学会大会において2本の報告を行っている。 2007年11月には、先行研究の成果や理論枠組みについて検討を加えた専門書、『階層化する社会意識 職業とパーソナリティの計量社会学』を吉川徹編著で市販刊行した。そこには研究分担者である直井道子、岩渕亜希子のほか、直井優、松本かおり、長松奈美江、米田幸弘による8本の研究論文を収録している。 2008年1月には、研究協力者である大学院生田靡裕祐が共同研究をさらに進めるために、アメリカ国立衛生研究所に滞在して計量分析を行っている。 また2008年2月にはアメリカのハワイ大学日本研究センターと、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学日本研究センターの招きにより、日米比較分析の結果を報告している。
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