研究分担者 |
中尾 啓子 首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (10274995)
玉野 和志 首都大学東京, 人文科学研究科, 准教授 (00197568)
江上 渉 立教大学, 社会学部, 教授 (50213533)
安河内 恵子 九州工業大学, 情報工学部, 准教授 (10195696)
久保田 滋 大妻女子大学, 人間関係学部, 准教授 (20294663)
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研究概要 |
今年度は3年間の研究期間(21年度まで)の初年度にあたるため,在京の研究分担者と研究協力者を集め,研究会を開催し,3年間を通底する研究テーマ,研究スケジュール,主な調査対象地,研究方法について議論し,合意を得た,来年度世田谷区を対象地として本調査を実施することとし,今年度は主としてその準備のための調査研究を遂行することになった。今年度実施した調査研究は.次の4つの作業内容にわけることができる。(1)研究目的にそって東京都および世田谷区を対象とする社会地区分析を実施するため,国調500mメッシュ・データと世田谷区の町丁目データを收集した.(2)これらのデータを投入して,地域特性を構成する指標群を析出するために,主成分分析をおこなった。その結果,社会階店,世帯構成,高齡化に関する指標群が析出された。この知見は,今後.地域特性を描く上できわめて重要な知見である.(3)この知見にもとづさ世田谷区を町丁目ごとに地域特性によって色わけする作業をおこない.特色ある町の町内会の事例調査をおこなった.(4)世田谷区と対照的な足立区において予備調査を実施した。住民基本台帳から300人抽出し.32%の回收率となった。
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