研究課題
1)社会的表象、社会的定義の解明と考察19年度から20年度に実施した文献、資料の収集、検討、メディアの内容分析をふまえて、21年度は、国外の研究について文献、資料を検討するとともに、いわゆる「フリーター」や「非正規雇用」についての社会的表象、社会的定義について解明した。2)インタヴューなどの質的調査の継続と分析組織領域として、公共性を重視する病院のケアのセクター、自動車企業グループの販売セクターで19年度から20年度に実施したインタヴュー、自由記述式の質問票による質的調査の結果の分析を、さらに深めた。これら二つのセクターの他に、第三に、若年層就業支援機関(ジョブカフェ)において、若年者への自由記述式の質問票による調査の結果の分析を実施した。また、製造部門においても、インタヴュー調査を実施した。調査結果の分析と考察をふまえて、平成21年11月末から12月において、フランスの研究者2名(フランス労働経済社会学研究所、国立芸工院)を招へいし、セミナー「若年層の社会参入」を東京日仏会館(東京)、大阪大学(大阪)で開催した。3)若年層への数量的調査の結果の分析若年層の社会参入における転職の問題に焦点をおき、大卒者を対象に、大学のキャリア支援センターとの協力によって19年度に実施した郵送とアンケート・サイトとを併用した調査の結果について、20年度に引き続いて、分析を深め、考察した。
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東洋大学社会学部紀要 47-2
ページ: 5-18
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