研究課題/領域番号 |
19330120
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
DUMOUCHEL Paul 立命館大学, 先端総合学術研究科, 教授 (80388107)
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研究分担者 |
JERRY Eades 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋研究科, 教授 (80232106)
後藤 玲子 立命館大学, 先端総合学術研究科, 教授 (70272771)
ハタノ テルミ リリアン 甲南女子大学, 文学部, 准教授 (10340910)
西川 長夫 立命館大学, 先端総合学術研究科, 教授 (00066622)
大澤 真幸 京都大学, 人間環境学研究科, 教授 (30194129)
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キーワード | 社会的正義 / 多文化主義 / 社会政策 / 政治 / 集団の権利 / 移住 / 衝突 / 個人の権利 |
研究概要 |
2007年度は、多文化主義の問題点と社会的正義の関係について理解を深めることに重点を置いた。 ワーキングペーパーの発行を開始し、初回発行分には、5タイトルの論文を掲載した。論文の執筆者はF.Cunningham教授(トロント大学)、S.Davis教授(カールトン大学)、J.Dean教授(サイモンフレイザー大学)、および本研究の分担者である立命館大学の後藤玲子、研究代表者のデュムシェルの5名である。 このワーキングペーパーの刊行に伴い、小規模なセミナーを継続的に開催し、ワーキングペーパーの論文執筆者と他の研究メンバー、院生なども含めて、論文について意見交換や討論ができる機会を設けた。 2007年度後半には、2008年2月に開催したカンファレンス"Identity and Alterity in Multiculturalism and Social Justice"に関わって論文を公募し、本研究分野における、主に学生などの若く有望な研究者のネットワークを広げることができた。参加者、学生は中国、日本、カナダ、韓国など広範囲にわたった。 また、昨年度にこの研究主題に関わって開催した国際カンファレンス「多文化共生主義と社会的正義」の成果について図書を刊行した。その成果は「立命館大学言語文化研究」の第19巻4号にも掲載されている。 さらに、来年度に向けて、中国や台湾でのフィールドワークの一部にも着手した。
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