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2007 年度 実績報告書

社会階層と信頼-一般的信頼、制度・組織への信頼と階層的不平等の関連構造の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19330121
研究機関関西大学

研究代表者

与謝野 有紀  関西大学, 社会学部, 教授 (00230673)

研究分担者 大西 正曹  関西大学, 社会学部, 教授 (70066421)
高瀬 武典  関西大学, 社会学部, 教授 (90187956)
林 直保子  関西大学, 社会学部, 准教授 (00302654)
キーワード一般的信頼 / 制度的信頼 / 格差 / GIS / メッシュ統計 / 見極め実験 / 階層 / 所得
研究概要

平成19年度は、20年度の本調査・実験に向けての準備を行い、主に以下の3点を整備した。
1)企業経営者、自営業主にたいする「見極め実験」のための素材編集環境の整備
このために、画像録画機能の充実したPCと大画面ディスプレーを設置し、学生、主婦等の討議状況を、他の画像と混合しながら作成する環境を整備した。また、ビデオカメラ4台からなる、討議実験録画装置も同時に設置し、討議実験の様子をタイムカウンタで同期しながら4画面分割できる実験状況の収録環境を整えた。これによって、見極め実験の前提となる、討議状況の画像収録・編集環境が完成した。
2)調査・実験をおこなう場所を設定するために、上記の実験環境の設置と並行して、第3次メッシュまでの細かさで所得および所得格差をもとめられるように、所得データベースをPC上にセットした。このメッシュ単位のデータから、ジニ係数、ロビンフッド指数などをもとめるための計算プログラムを設計し、格差に関するデータの予備的処理を終了した。
3)地図上に所得、所得格差をマッピングするためのソフト環境をととのえ、実験で得られたデータと所得格差のようなマクロデータのリンケージが容易にできるようするための準備が完了した。
以上によって、平成20年度に先進的研究を展開するための基盤整備ができたと考えている。また、これらの経験研究のための基盤整備と同時に、数理社会学会で信頼のセッションの進行を行い、理論面、方法面での交流・検討を通じて、既存研究の問題点と本研究の先進性について再度の確認を行った。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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