研究課題/領域番号 |
19330127
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
津田 英二 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (30314454)
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研究分担者 |
末本 誠 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (80162840)
朴木 佳緒留 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (60106010)
伊藤 篤 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (20223133)
松岡 広路 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (10283847)
新崎 国広 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (10362740)
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キーワード | インクルージョン / インクルーシヴ教育 / 当事者性 / 実践的研究 / 社会的排除 / 居場所 / 合理的な配慮 / 特別なニーズ |
研究概要 |
社会的排除に抗するインクルーシヴな社会を形成するための、地域社会における都市型中間施設モデル及び活動モデルの創出をめざし、概念等の整理、多様な領域における独自な実践的研究の展開、多領域の総合化、海外の実践的研究拠点との連携協力関係構築などを中心に行った。第一に、神戸大学サテライト「のびやかスペースあーち」などにおいて、地域社会のインクルージョンの拠点とするための継続的な実践活動を行い、記録データを収集するとともに、実践評価のあり方について検討した。第二に、インクルーシヴな社会をめざす実践に関する研究会を組織し、概念や理念、国際的な実践のデータ収集などを行い、2008年度に掲載予定の共同執筆論文の準備を行った。第三に、データ収集とカウンターパートの実践的研究機関との連携のために、フランス、英国(マンチェスター大学)、韓国(韓国ナザレ大学及びソウル市立知的障害者福祉館)を訪問し、具体的な共同研究の計画等について論議するなどした。第四に、国内の優れた実践事例を探し訪問調査によってデータ収集を行った。第五に、ボランティア、ジェンダー、子育て、障害といった領域での実践的研究を総合化するとともに、国際的な視点で研究を俯瞰するために、各領域の実践家や研究者、韓国ナザレ大学の金鍾忍教授を招聘し、国際シンポジウムを開催した。第六に、今年度の実践的研究の成果の一部をまとめ、報告書「当事者性を育てる」を発行した。
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