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2009 年度 実績報告書

福祉コミュニティ形成に資するソーシャルワークの開発-ワーカー養成をめぐって-

研究課題

研究課題/領域番号 19330135
研究機関同志社大学

研究代表者

上野谷 加代子  同志社大学, 社会学部, 教授 (40123583)

研究分担者 武川 正吾  東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (40197281)
小山 隆  同志社大学, 社会学部, 教授 (20195879)
山井 弥生 (斉藤 弥生)  大阪大学, 人間科学部, 准教授 (40263347)
空閑 浩人  同志社大学, 社会学部, 教授 (90325431)
永田 祐  同志社大学, 社会学部, 講師 (90339599)
キーワード福祉コミュニティ / 学際的研究 / 小地域福祉推進基礎組織 / ガヴァナンス / 国際比較
研究概要

3年間の研究事業の最終年度にあたる本年度は、主にこれまでの研究活動のまとめを行う一方、本研究事業がテーマとしてきた「福祉コミュニティ形成」と「ワーカー養成」に関する現状を把握する目的で国内調査をおこない、また海外の研究協力者との情報交換をおこなった。
研究活動のまとめとしては、全体での研究会を2回、小グループに分かれての研究会を6回開催し、報告書執筆に向けての準備を行った。研究成果としては、国内では島根県松江市や三重県松坂市における地域福祉実践について、また海外研究対象国であるイギリス、アメリカ、スウェーデンにおける地域福祉の実践状況に関する研究成果をまとめることができた。
量的調査に関しては、1つは国内の市区町村社会福祉協議会を対象にしたアンケート調査と、国内の社会福祉士養成校(大学および短大)を対象にしたアンケート調査を実施した。前者は、本研究会のテーマの1つである「福祉コミュニティ」の形成状況について社会福祉協議会が把握している範囲内で全国の実態について調査するものであった。後者は、海外研究協力者が社会福祉の養成過程における学際性に関してアメリカ、カナダ、イスラエル、ハンガリー、香港で既に実施した調査を日本国内で実施するものであった。両調査ともに、本研究事業がテーマとしてきた内容に関して国内の実態を把握する点において意義深いものとなった。
2009年11月には、アメリカのテキサス州で開催されたCSWEの大会において研究協力者と研究交流会を開催し、調査結果の分析および今後の連携体制について議論を積み重ねた。今回の研究事業を通して地域福祉の実践に関して国際比較研究をおこなう基盤を構築することができたことは、日本の社会福祉研究、とりわけ地域福祉の領域において目覚ましい成果であったといえる。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 高齢社会と家族・地域支援2009

    • 著者名/発表者名
      上野谷加代子
    • 雑誌名

      老年精神医学雑誌 20(4)

      ページ: 453-459

  • [雑誌論文] ともに支えあう仕組みの構築 社会福祉の役割を考える2009

    • 著者名/発表者名
      上野谷加代子
    • 雑誌名

      社会福祉研究 104

      ページ: 20-27

  • [雑誌論文] ソーシャルワークの基本スキルの向上と現任研修-OJTの視点から-2009

    • 著者名/発表者名
      空閑浩人
    • 雑誌名

      ソーシャルワーク研究 35(1)

      ページ: 21-27

  • [学会発表] 「公民館活動」という名の地域ガヴァナンス-松江市の地域福祉の事例から(2)2009

    • 著者名/発表者名
      斉藤弥生
    • 学会等名
      日本地域福祉学会第23回大会
    • 発表場所
      中部学院大学(関市)
    • 年月日
      2009-06-21
  • [図書] 新しい福祉サービスの展開と人材育成2010

    • 著者名/発表者名
      上野谷加代子・空閑浩人・小山隆・永田祐・野村裕美
    • 総ページ数
      282
    • 出版者
      法律文化社

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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