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2007 年度 実績報告書

思春期変化に関する発達加速現象の心理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19330149
研究機関大阪大学

研究代表者

日野林 俊彦  大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (80156611)

研究分担者 南 徹弘  大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (40030043)
安田 純  大阪大学, 人間科学研究科, 助教 (30324734)
志澤 康弘  大阪大学, 人間科学研究科, 助教 (60372603)
赤井 誠生  大阪大学, 大学教育実践センター, 教授 (90192872)
新居 佳子  大阪大学, 大学教育実践センター, 助教 (90420421)
キーワード発達加速現象 / 初潮 / 思春期
研究概要

本年度は、平成17年2月に実施した第11回の全国初潮調査49000人のデータの分析を続けながら、新たな調査を準備、実施した。
継続分析により、初潮を指標とした女子思春期変化の様相を明らかにしつつ、思春期変化と心身の相互関連性を分析した。思春期女子の子どもへの関心の増加と減少に関する分析は国内外の学会でも発表した。本現象には、女性におけるヒト思春期の系統発生的な意義が認められる。
第12回の全国調査は、平成20年1月に学校総覧のデータを用い無作為抽出により、全国47都道府県の小学校と中学校、合計5850校に調査用紙を送付した。2月中の調査の実施を依頼した。小学校4年生から中学校3年生対象に、無記名で、初潮の有無と有りの場合は学年と月、附加質問として性別の受容、興味関心、朝食習慣、前夜の睡眠時間等が含まれている。前回の11回調査とほぼ同様の内容で、今回の中学校1年生から3年生は、前回の小学校4年生から6年生に該当する。コーホート的分析を予定している。なお調査には、これまでの調査概要を同封し、小学校、中学校の教育現場に、児童・生徒の健康習慣の見直しへの教育的資料とし、研究成果の還元を行った。
平成20年3月5日現在、47都道府県より750校の小・中学校より調査票が送付され、現在も回収中である。最終的には、約1000校前後の回収が予測され、3万人を超える個人調査票が分析対象となる予定である。継続的視点から、調査票を分類し基礎的データから明らかにしていく予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 青年と性行動-草野いづみ「大学生の性的自己意識、性的リスク対処意識と性交体験」への意見論文

    • 著者名/発表者名
      日野林俊彦
    • 雑誌名

      青年心理学研究 19(印刷中)

    • 査読あり
  • [学会発表] 初潮の時期に及ぼす同胞数の影響2008

    • 著者名/発表者名
      日野林俊彦・安田 純・志澤康弘・南 徹弘・糸魚川直祐
    • 学会等名
      第19回日本発達心理学会
    • 発表場所
      大阪国際会議場
    • 年月日
      2008-03-20
  • [学会発表] 発達加速現象の研究・その21-性別受容と初潮-2007

    • 著者名/発表者名
      日野林俊彦・赤井誠生・安田純・志澤康弘・山田一憲・南徹弘・糸魚川直祐
    • 学会等名
      日本心理学会第71回大会発表論文集
    • 発表場所
      東洋大学
    • 年月日
      20070000
  • [学会発表] Menarche and interest in infants2007

    • 著者名/発表者名
      Hinobayashi, T., Akai, S., Minami, T., Itoigawa, N.
    • 学会等名
      13th European Conference on Developmental Psychology
    • 発表場所
      イエナ大学
    • 年月日
      2007-08-24
  • [図書] 発達心理学2007

    • 著者名/発表者名
      日野林俊彦
    • 総ページ数
      175-188
    • 出版者
      朝倉書店
  • [備考]

    • URL

      http://hiko.hus.osaka-u.ac.jp/hinorin/

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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