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2007 年度 実績報告書

非行臨床における精神障害に関わるリスク・アセスメントと処遇に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19330151
研究機関福島大学

研究代表者

生島 浩  福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (80333996)

研究分担者 岡本 吉生  日本女子大学, 家政学部, 准教授 (20315716)
廣井 亮一  京都女子大学, 発達教育学部, 准教授 (60324985)
キーワード非行臨床 / 司法臨床 / 発達障害 / 精神障害 / リスクアセスメント
研究概要

研究代表者は,2007年7月にカナダのモントリオールで開催された「第7回国際思春期青年期精神医学心理学会」において,わが国の非行臨床と精神医療との連携に焦点を当て発表を行った。また,2007年9月に福島県郡山市において,「日本犯罪心理学会第45回大会」の大会委員長を務め,本研究に関わるシンポジウムを開催して自らシンポジストとなった。
さらに,2008年1月に香港で開催された「アジア家族療法会議」において,研究代表者・分担者の3人が,非行臨床における家族援助について,特に欧米とは異なる基本構造を有する家族へのアジア型のアプローチを校内暴力の事例をもとに共同報告を行った。
研究分担者の岡本吉生は,特別支援教育が積極的に実施されている都内の小・中・高校に出向き,学校・児童生徒・保護者の同意・協力を得て,発達障害の疑いのある児童生徒を参与観察し,心理的アセスメントを行い,学校や家庭生活において生じやすい葛藤状況の研究を進めた。その成果は,2007年11月,ソウル女子大学で行われた研究会において発表した。
研究分担者の廣井亮一は,現行の少年司法システムの問題と課題について,法務省心理技官や福祉センターのソーシャルワーカーに対する半構造化面接などを用いた質的研究により,制度疲労の実態把握を行った。その研究成果を活用して,「司法臨床の方法」(金剛出版,単著)を刊行し,また,2007年8月の「日本司法福祉学会第8回大会」や2007年12月の「日本子ども虐待防止学会」においてシンポジストや事例検討スーパーバイザーを務めた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 非行臨床における家族支援2008

    • 著者名/発表者名
      生島 浩
    • 雑誌名

      更生保護 59巻2号

      ページ: 6-11

  • [雑誌論文] 非行臨床の構造と特質2007

    • 著者名/発表者名
      生島 浩
    • 雑誌名

      現代のエスプリ- 臨床心理クライエント研究セミナー 別冊

      ページ: 243-251

  • [雑誌論文] 子どもの問題行動の傾向と特徴2007

    • 著者名/発表者名
      生島 浩
    • 雑誌名

      教育研修総合特集:新編生徒指導読本 178号

      ページ: 188-191

  • [学会発表] 犯罪心理臨床の説明責任2007

    • 著者名/発表者名
      生島浩
    • 学会等名
      日本犯罪心理学会第45回大会
    • 発表場所
      福島県郡山市
    • 年月日
      2007-09-01
  • [図書] 犯罪心理臨床2007

    • 著者名/発表者名
      生島 浩・村松励編
    • 総ページ数
      254(3-4,121-135)
    • 出版者
      金剛出版

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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